これからの時代に地方/田舎で儲かる・初心者でもできるスモールビジネスのコツとポイント

「どこに移住しようがリモートワーク可能だから仕事は従来通り」という方も少なくないと思いますが、せっかく生活費の安い地方に住んでいる、もしくはこれから田舎に移住しようと考えているのであれば、地域に資する商売を始めることをおすすめします。

本業として、または資産を増やすための副業として、田舎で起業することはあなたの人生において様々なメリットがあります。

誰でもスタートできて田舎で起業するに相応しい商売、田舎だからこそ儲かる商売について解説します。

目次

田舎で起業するに相応しい、田舎だからこそ儲かる商売は?

田舎で儲かる商売で成功する確率が高く、誰でも簡単に始められるのは店舗経営

要は「お店」をやることです。

何屋でも良いです。得意なものや好きなものを作って売る、仕入れて売るお店を始めましょう。

家を自宅兼店舗にリノベーションすれば、家=仕事場ですから通勤も不要。

本業と平行して副業としても始められます。

過疎が進む田舎では、新しくお店が出来るというそれだけでとても喜ばれますので、地域に資する仕事になるのです。

田舎で起業するなら「店舗経営」が良い理由

田舎において、「今度○○屋が出来る」というニュースは注目度&期待度大。

移住しての開業であればなおさらです。より地域の人と仲良くなれます。

その地域への最初の表明が「○○屋」というのは、皆に直ぐに覚えてもらえる非常にインパクトのある方法で、商売的にも、そしてこれから長く暮らしていくためにも有効です。

「今度○○に引っ越してきた○○です、宜しくお願いします」と言って無難な手土産を渡すよりも、「○月○日に○○にオープンする○○屋です。ご近所さん限定の優待券です。宜しくお願いします。」と言えたら、つかみはOKです。

準備中から「何屋?」「いつ開くの?」と、噂を聞きつけたご近所さんや、そのお友達が、突然やってきます。容赦無く敷地に入ってきます。
アレコレ教えてくれたり、アレコレご指導までしてくださいます。
どんな時でも、どんな内容でも、愛想良くニコニコと対応しましょう。

相手は敵ではなく、あなたにとても興味を持ってくれているのですから。

田舎でのビジネスチャンスは飲食系に有り!

何屋さんでもかまいませんが、そこに需要がなければなりません。商売が成り立ちません。

飲食店は誰でも開業できる?

どんな田舎においても需要があり、ビジネスとして成り立つ確率が高い、商売として容易なのは飲食系です。

地元の食材や、自家栽培/採取した食材などを使って本格的なレストランができれば理想ですが、さすがに本格的な飲食店は相当のスキルがないと難しいです。

それに、そこまで本格的ではなく、近隣の人が毎日でも気軽に来られるような店のほうが地元には喜ばれるものです。

例えば、カフェ、定食屋、ラーメン屋、そば屋、うどん屋、パン屋、などは、少し勉強すれば誰でも、もちろん初心者でも開業することが可能です。

下積みをした職人気質の方には叱られそうですが、今はレシピやマニュアルが沢山あります。材料や道具もクオリティの高いものが誰でも手に入ります。

場合によっては、ほぼすべてを業務用の冷凍やチルドを利用して開店することも可能です。包丁がなくても、飲食店を営業できます。← 絶対に裏側を見られてはいけませんが、、

今、田舎や地方でビジネスを起こすのに最も必要なのは、調理のスキルでも職人技でもありません。

センスと接客(コミュニケーション)力、そして決断力です。

移住地のメリットを最大限生かした商品づくり、メニュー開発をしましょう。

地域の特産品などを使ったもの、または、都会では出来ない、その場所だからこそ可能なものを提供すれば、地域の人も喜ぶし、遠方からも来てもらえる店になります

飲食店開業に必要なたった1つの資格

飲食店だと調理師免許が必要だと思っている方がいますが、不要です。必要な資格はたった1つ

飲食店開業に必要な資格

  • 食品衛生責任者各都道府県で実施される養成講習会へ参加
    ・養成講習会では、食品衛生学・食品衛生法・公衆衛生学について学び、最後に確認試験があります ← 簡単です
    1日で終了、受講料1万円程度

※ 都道府県によっては、eラーニング式による「食品衛生責任者養成講習会」もあります。
食品衛生責任者養成講習会と同様の「修了証」が発行され、確認試験もオンライン上で受講できます。合格すれば、資格取得できます。

収容人数が店舗スタッフを含め30名以上の店舗の場合は、防火管理者の設置も必要です。
延床面積300平米以上か未満かで講習が変わります。詳しくは最寄りの消防署で確認してください。

施設に必要なのは保健所の「許可」

飲食店や食品加工をする場合は、保健所の許可が必要です。

調理場および店舗に検査が入りますので、リノベーションする際に店舗仕様にしておけば、なんの問題もありません。

なお、店舗の業態により「許可」のおりやすさは、かなり変わります。カフェ、定食、うどん、そばあたりは、かなりハードル低めです。

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物販メインなら野草と雑穀

食材加工というと、野菜や果樹などをイメージしてしまいます。もちろん、無農薬栽培が基本。

除草剤はもちろん、化学肥料や農薬はNG。天然の肥料だけを適量投下して土づくりをすることから始まります。土づくりには時間もかかります

そして、化学肥料を使ったり農薬(消毒)を使わないと育ちが悪く収穫量が減る、安定しない、下手すると何も育たない、などと言う人がいますが、それは事実です。

でも、大丈夫。育てるのは「野草」「雑穀です。

それらは基本的にどこでも育つので、ドーピングや農薬不要。安全安心そして楽なのです。

野草や雑穀なら自然農法で育てる

おすすめは自然農法です。

それ自体がセールスポイントにもなるからです。

でもどうしても収穫量は少ない・安定しない・もっと稼ぎたいという方は、職場環境〜周辺環境を考えながら色々試して自分に(その畑に)最適な方法を見つけてください。

畑作りや土作りにも様々な農法、流派のようなものがあります。下記にご紹介するのが、私たちが教科書としたものです。

著:福岡 正信
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著:鏡山悦子, イラスト:鏡山悦子, 読み手:川口由一
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監修:木村秋則, 編集:農業ルネサンス『自然栽培』編集部
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野草と雑穀の栽培推奨種

【野草】よもぎ、どくだみ、すぎな、はぶそう、のぶどう
【雑穀】あわ、きび、ひえ、はとむぎ、くろまめ

あくまでも一例ですが、経験上、上記の10種の栽培はとても簡単です。

他にも、アマチャヅルやカキドオシ、雑草ではありませんが、枇杷(びわ)や柿、桑の葉などもオススメです。

栽培というよりも、放置してても手に負えないくらい繁殖します。人間がするのは、収穫しやすいよう手入れすることが主たる仕事になります。

雑草取りと防虫除虫、そして収穫しやすいよう間引いたり誘導したりします。

「野草」「雑穀」は天候の影響も受けにくく、また害虫そして害獣の被害も受けにくいので、収穫は安定しています。

むしろ、収穫しやすいように手入れをしていくと、勝手に収穫量は増えていきます

無論、その年の天候などにより減少することもあります。自然を相手にした仕事は、収穫量の増減は当たり前。収穫が少ない種があれば他の種で補えば良いのです

頑張らなくても大丈夫です。そもそも野生でも育つものなので非常に丈夫なのですから。

栽培目的〜収穫後の商品化

野草や雑穀を適時収穫し、それぞれに洗浄・乾燥・焙煎加工し「お茶(野草雑穀茶)」として販売するのが目的です。

ブレンド茶でもブレンドしないでシングル(単種)で販売しても構いませんが、ブレンド茶のほうがオリジナリティを出しやすいです。

また、シングル(単種)だと商品数が増えるため、その分販売や管理が大変になります。

加工するので見栄えも関係ありません。

それに何より、健康茶として期待される効果は、植物の持つ有効成分です。屈強に育った原料であることこそが、価値があるのです。

お茶や雑穀などの販売には、「営業届出」が必要です。厚生労働省の「食品衛生申請等システム」から、必要事項を入力し登録するだけです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kigu/index_00012.html

スモールビジネス〜手作り野草雑穀茶

もっとも大変なのは収穫と洗浄です。

野草や雑穀は、収穫時期は程よく分散しているので焦る必要はありませんが、量を確保するにはそれなりの時間と体力が必要です。

かなりの量を収穫しても乾燥すると極僅か、なのです。

機械化できませんので、収穫時期は体力的にはキツイかもしれません。

あとは洗浄後、しっかり乾燥、適度に焙煎すれば出来上がりです。

乾燥・焙煎の方法は以下が良書で参考にすることをオススメしますが、自分で加減することが大事です。

著:境野 米子
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乾燥は、機械を使います。乾燥が不十分だと、カビの原因になります。

農家が使うような大きな食品乾燥機がオススメですが、最初から用意するのは大変です。慣れるまでは、小さな食品乾燥機で試してみることもできます。

業務用の大きな乾燥機は、購入前に近所の農家の方に相談してみるといいです。高齢でリタイアした農家が持っている乾燥機を格安で譲ってもらえたりします。

焙煎で味は大きく変わります。鉄製の大鍋でザックリやるのがおすすめですが、自分なりのバランスを探ってみてください。

最後はブレンドです。

その配合加減でも大きく味が変わります。

自分の家族に飲んで欲しい「おいしいお茶」「からだにいいお茶」を作りましょう

商品の販売方法

商品が完成したら、それを沢山の人におすそ分け=販売するのです。

値決めも自分で、販路も自分で、パッケージも、容量も、すべて自分で考え自分で決めることができます。

道の駅や自店のオンラインショップでの販売、AmazonやYahoo! ショッピング、メルカリなど、販路はたくさんあります。

店頭販売とオンラインショップなどでの販売が、主な方法です。

店頭販売

店頭販売は、自店のほか、近隣に道の駅などがあれば、相談してみるといいでしょう。

道の駅の場合、地元の野菜や果物であれば、受け入れてもらいやすいようですが、加工品だと話が進まない可能性もあります。受け入れてもらえたらラッキーくらいな感じで、相談してみるといいでしょう。

私たちが、加工品販売を道の駅に相談した際には、けんもほろろ。welcom感は全くなく、質問される内容も、提示される条件もあまりにもバカにした感が強く、こちらからお断りしたくらいです。
地域や相手によっては、必ずしも歓迎されているわけでも、協力的なわけでもありません。

田舎の人は、お金を出して野草茶は買いません。。ご近所さんからの購入は期待しない方がいいです。
テレビの健康番組で「◯◯が△△に効く!」とかなったら、その素材を使っているお茶は、ご近所さんにも一瞬爆売れしますが、、

オンラインショップ

今の時代はオンラインショップをメインに考える方がいいでしょう。お客様は全国にいるのですから。

自店のオンラインショップの他、AmazonやYahoo!ショッピング、メルカリはハードルが低く、初期費用をはじめランニングコスト、手数料も低めです。

新商品デビューならMakuake

オンラインショップの開店は、今の時代さほど難しくありませんし、自力でできます。

大丈夫です!
私たちも、BASEやカラーミーショップで、自力で開店しました。

でも今、もっと簡単な方法があります。クラウドファンディングです。この数年で着実に利用者が増え、成功事例も増えています。

クラウドファンディングサービスは色々ありますが、以下の2社が大手で安心でしょう。

>Makuake(地域活性化)
>CAMPFIRE(まちづくり・地域活性化)
>地域に寄り添うクラウドファンディングVAAVO ※CAMPFIRE傘下です

上記リンクを参照すればわかりますが、すでに様々なプロジェクトでたくさんの成果を得られています。

特に、オススメはMakuake

アクセスユーザーも多いですし、累計応援購入額が850億円以上

掲載申込前には、Makuakeの担当者との打ち合わせもありますので、サポート体制も万全。プロジェクトページを作成するには、少し手間がかかりますが、でもこれがいいのです。

プロジェクトページを作成するということは、自分たちの思いや目標を言語化すること。何をどうしたいのかが、自分の中でもクリアになっていく作業です。

掲載後、目標金額に達成しなくても、自分たちの持ち出しはないのですから、使わない方がむしろ損なくらいです。資料請求は無料。↓まずは、資料を見てみてください。

私の友人もMakuakeで、加工場の費用を調達。
リターンは、手作り体験や商品。遠方からも、体験に来ていただいたと、とても喜んでいました。
私も、プロジェクトページの作成の手伝いをしましたが、自分たちの現在地や今後の方向性などが、どんどん明確になっていく、いい作業でした。

あなたが丹精込めて育て、しっかり作った「おいしいお茶」「からだにいいお茶」ならきっと売れるはずです。

まずは知ってもらうことから始めましょう。誰もその商品のことを知らなければ、誰も買うことはできません。

売れなければ何が悪いのか、常に検証して対策を施す、それを繰り返せば必ず売れるようになります。

野菜など生鮮品とは異なり、お茶は日持ちします。

加工状態やパッケージの形態でも異なりますが「野草茶」「穀物茶」の一般的な賞味期限は1年程度です。

毎年売り切って、毎年新茶を提供することを目指しましょう。

丁寧に仕上げ、楽しく飲んでいただいたお茶は、次の年の予約にもつながります。

個人でできる規模では収入には限界がありますが、田舎では暮らしていけるほどの収入になります。しかも、毎年原価はさほどかからないのですから。

私たちも野草茶や野草の加工食品販売をしました。私の別の事業の都合、共に作業した仲間にお茶事業は譲渡しましたが、今でもたくさんの方に愛飲されているようです。

スモールビジネス〜加工食品の販売の注意点

現在、野草茶程度であれば、食品の製造販売の許可が必要なく、厚生労働省の「食品衛生申請等システム」から「営業届出」をするだけですが、今後変わるかもしれません。

必要に応じて加工場の許可を取りましょう。

なお、ジャムや山菜などを加工販売するには、加工場としての許可が必要になります。

厨房/キッチンを加工場用にちょっと改装すれば良いレベルですが、無許可で加工販売するのは違法です。必ず事前に所在地を所管する保健所にご相談ください。
※参考:厚労省 営業規制(営業許可、営業届出)に関する情報

販売する場合には、「食品表示ラベル」が必要です。これも難しくありませんが、食品表示法で義務づけられています。詳しくは消費者庁の食品表示ガイドでご確認ください。

田舎で起業するなら地域に資する仕事しよう!

サラリーマンであれば、商売を始めることは税金について勉強する良い機会になります。

無論、開業にかかる費用は全て経費扱いにすることが可能です。節税対策にもなります。

開業届が必要になりますが、紙1枚ですから簡単です。

サラリーマン時代に、如何に多額の税金を納めていたのかを知ることになります。

人に雇われてやる仕事、人に言われてやる仕事ではなく、自分で決めてやる仕事をすることも、とても学びが多いものです。

客数が増えてくれば、人を雇うことになります。

起業するということは、人に雇われる仕事ではなく、人を雇う事業をやる、ということでもあるのです。

そしてそれは、地域に雇用を生み出すことになり、あなたにも、地域にもプラスになるのです。

会社勤めではあり得ない充実感、達成感があります。

田舎暮らしをしている、これから田舎に移住するのであれば、是非、その地で商売をはじめてください。

なお、自己資金が無い人は補助金や融資制度があります。↓

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この記事を書いた人

アラカン夫婦の備忘録

早期リタイヤして地方移住〜田舎暮らしをした経験と、その後の暮らしで学んだことや役立つことを、これからシニアになる全ての人たちに向けて発信しています。
わたしたちの経験のうちの一つでも、誰かのお役に立てれば嬉しいです。

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