縦書き数字〜香典袋/ご祝儀袋/年賀状/封筒宛名での住所・郵便番号・電話番号・西暦・年月日の書き方、漢数字と算用数字
香典やご祝儀の中袋裏面、年賀状やはがき・封筒などの住所や宛名が縦書きの場合、住所・郵便番号・電話番号などの数字の書き方には悩まされます。
そもそもで書きにくさがありますし、書いたところでバランスが悪い、読みにくいとキモチ悪さが残りますが、「そういうもの」と割り切るしかありません。
香典袋・ご祝儀袋・年賀状・封筒〜縦書き住所での数字の書き方
香典袋・ご祝儀袋の自分の住所や、年賀状・封筒宛名など宛名・差出人を縦書きする場合には、住所の数字、郵便番号、電話番号などは漢数字で書くのが一般的です。
- 住所・電話番号などの数字は漢数字で書く
- 「0」(ゼロ)は「零」でなく、漢数字「〇」
- 番地は数字を並べる(32→⭕️三二 ❌三十二)
- 電話番号や郵便番号などの番号は数字を並べる
- 西暦は数字を並べる
- 元号(令和、平成など)と日付は『十』も入れる
縦書きでの住所の書き方
縦書きで住所を書く場合、番地は漢数字を並べて書くのが基本です。
漢数字では、「一」「二」「三」が続くと、判読しにくくなります。スペースの取り方を配慮する必要があります。
- 読みにくい場合には、番地や部屋番号などは算用数字で記入する方法もあります
- 「11」を「十一」のように記入することもあります
- 「丁目」では「十」を使うことが多いです 例)15丁目 → 十五丁目
いずれにしても、間違いなく読める・わかるのが、何よりも大切です。
郵便番号
郵便番号も基本は漢数字で縦書き。
香典袋やご祝儀袋の中袋の裏面や、ハガキなどで、郵便番号欄の印刷がある場合には、欄内に算用数字で記入します。
電話番号
電話番号も基本は漢数字で縦書き。郵便番号の書き方と同様です。
住所などと同様、わかりにくい場合には、算用数字で記入することもできます。
私の電話番号は2と3が並び、漢数字の縦書きだと意味不明状態に。電話番号は、縦書きの場合でも基本は算用数字で記入しています。
香典袋・ご祝儀袋の住所は横書きでもいい?
香典袋やご祝儀袋の裏面、中袋の裏面は、縦書きが基本です。
ただ、時代の変化もあり、横書きも受け入れられてきているようです。実際、裏面に横書きでの住所欄が印刷されている香典袋なども市販されています。
相手によっては縦書きの方が相応しい場合もあるでしょうが、臨機応変に対応しても良さそうです。
ご祝儀袋・不祝儀袋・のし紙(掛け紙)の名入れに関しては、現状「縦書き」以外はありえません。
外国籍の方の氏名や、会社名が英語(アルファベット)だと書きにくさはありますが、カタカナかアルファベットで縦書きすることになります。
西暦や元号、年月日の縦書きでの書き方
日付を漢数字で書く場合、西暦と和暦・月日の書き方が異なります。
これも、この↑書き方が一般的な書き方例であって、絶対的なものではありません。
会社や人によっても異なるでしょうし、時代が変われば一般的とされる表記のされ方も変化するものです。
実際、新聞各社では、本文は西暦や日付も漢数字で書かれていましたが、2000年前後に縦書きでも算用数字(アラビア数字)である 「1,2,3,,,0」を使うように変わりました。
「◯◯がマナー」と言い切る方もいらっしゃいますが、それは必ずしも古くからのしきたりとは限りません。また、古くにはそうであったとしても、時代の変化とともに、古くからのやり方が必ずしも親切なものとも限りません。
最低限のルールは守りつつ、「べき論」や自称マナー講師の根拠なき主張は参考にする程度で、あまり振り回されないのが、省エネで生き抜く方法です。