彼氏や彼女、恋人の親族が亡くなった際には、お葬式に参列した方がいいのか、そもそも参列していいのか、なんて言葉をかけていいのか、悩みますよね。
恋人の親族が亡くなった際に葬儀に参列すべきか、香典の相場や注意点、恋人との連絡などについて、基本的な考え方をまとめておきます。相手の性格、考え方、関係性などから、ご自身の判断をされる際の参考になれば幸いです。
恋人の親や祖父母のお葬式(お通夜・葬儀・告別式)には参列すべき?
恋人の親や祖父母のお葬式(通夜・葬儀・告別式)に参列するかどうかは、恋人との関係の深さ、恋人の性格や考え方、故人と恋人との関係性、あなたとご遺族との関係、葬儀会場との距離などによっても異なります。
彼氏・彼女の親族のお葬式に参列する・しないの具体例
- 恋人が参列して欲しいと言っている
- 故人と面識がある
- 恋人(婚約者)として家族に挨拶を済ませている
- 恋人としての関係は短くても家族も含め長く知っている、面識があり可愛いがてもらっている
- 家族葬や密葬などで、親族以外は参列しない
- 故人が彼氏・彼女の祖父母や兄弟姉妹などの2親等で面識もない
- 恋人が参列しなくてもいい、どっちでもいい、と言っている
- 恋人の家がお付き合い自体を知らない、お付き合いにうるさい
- 恋人とのお付き合いが長くてもご遺族や故人に面識がない
- 恋人と故人の関係性がよくない(親族といっても必ずしも良好な関係とは限りません)
参列するならお通夜と葬儀(告別式)どっち?
葬儀前夜に営まれるお通夜と、葬儀(告別式)と、参列するのはどちらでも構いません。
過去には、通夜は近親者や親しいお付き合いのあった人のみ、告別式は一般弔問客が参列する傾向がありましたが、現在では故人との関係性や仕事などの都合でお通夜にだけ参列することも珍しくありません。
- 通夜振る舞いがある場合には、丁重に辞退しても構いませんし、状況によっては一口だけ箸をつけ早々に退出する方がいいでしょう
- 葬儀に参列する際には一般弔問客が座る席になります。恋人といっても親族ではありませんので、間違えないようにしましょう
お葬式(お通夜・葬儀・告別式)に参列しない場合は?
彼氏・彼女の親族のお葬式(通夜・葬儀・告別式)に参列しない場合には、特にコレと言ってすることはありません。恋人にお悔やみの言葉をかけ、気持ちに寄り添うことが大切です。
ただ、何もしないことが気になるのであれば、いくつかできることもあります。
- 恋人に香典を託す
- 後日弔問に行く
- 後日お墓参りに行く
彼氏・彼女と相談してみるといいでしょう。
葬儀について恋人との連絡〜連絡方法、聞く内容、言うこと
彼氏や彼女の親族が亡くなった場合、同棲していれば別ですが、普通は電話やメールなどで連絡を受けるかと思います。恋人も家族とのやりとりがあるでしょうから、連絡をする際には電話は控えてメールやLINEなどのチャットにする方がいいでしょう。
- お悔やみを伝える
- 葬儀の日程や場所を聞く
- 葬儀に参列した方がいいか聞く
- お手伝いできることがあるか聞く
まずはお悔やみを伝える
彼氏・彼女の性格や悲しみの深さにもよりますので、正しい解答例はありません。恋人の気持ちに寄り添い、優しい言葉をかけましょう。なにも言わず、そばにいるだけでもいいのですよ。
よくあるのが「大丈夫?」ですが、相手によっては「何が?」とか「大丈夫なわけないじゃん」といった反応がかえってくることも。恋人の性格や、恋人と故人の関係によっても異なります。
葬儀の日程や場所を聞く
葬儀日程はすぐにわかるとは限りません。菩提寺や火葬場との調整が必要なので、数時間〜半日以上かかることもあります。
電話やメール、LINEなどで、詳細が決まったら教えて欲しい旨伝えて、あとは連絡を待ちましょう。
連絡が遅い場合でも、「まだわからないの?」「早く教えて」のように、急かすようなことはくれぐれも避けましょう
葬儀に参列した方がいいか聞く
恋人との関係の深さにもよりますが、恋人にどうして欲しいかまず聞いてみましょう。
- 恋人が参列をためらうような場合には、参列するべきではありません
- どっちでもいいと言われたら、自分の気持ちに従います
彼氏・彼女との関係の深さや、その家族との関係、故人との関係によっても異なります。
恋人があなたの参列をためらったとしても、ネガティブに捉える必要はありません。まだ挨拶もしてない彼氏(彼女)が来ても家族が困るかも、、紹介する時はきちんとしたい、、遠方だからわざわざ来てもらうのも悪い、、まだ家族じゃないから関係なくない?、、など、理由も様々だからです。
自分で決めていいと言われた場合、故人と面識があれば参列してもいいでしょうし、面識があっても遠方であれば参列を控えてもいいでしょう。いずれにしても、これにも正解はありません。
お手伝いできることがあるか聞く
葬儀の参列するかどうかと一緒に、今お手伝いやサポートできることがあるかも聞いてみましょう。お手伝いというと、ご遺族のお手伝いばかりを考えてしまうかもしれませんが、恋人のサポートも自分ができるお手伝いです。
- 家のことを手伝う
- ペットの世話をする
- 喪服や香典の用意をする
- 公共機関での移動であればチケットの手配をする
- 車で移動であれば代わりに運転する
※あくまで現地までのドライバーで参列するかは別、宿泊が必要な場合は自分は近隣のホテルに泊まります
できることはいろいろあります。彼氏・彼女の性格、お付き合いの深さ、恋人と故人や遺族との関係性、葬儀会場との距離、などによっては不要のこともありますし、サポートした方がいいこともあります。
恋人の親族が亡くなった際、葬儀当日のお手伝いをどうするか悩むこともあるかと思いますが、遺族側の人手が足りないなどの場合を除けば、基本的に葬儀(通夜・葬儀・告別式)でのお手伝いは不要です。ご遺族と親しくても、家族ではありませんので、お手伝いは不要と考えていいでしょう。
必要なサポートは人ぞれぞれで、正解はありません。もし、自分の親族が亡くなったとしたら、どう思うか、どんなサポートがありがたいかを考えてみてください。
恋人の親族へ香典相場
香典の金額については、彼氏・彼女とのお付き合いの深さや、故人と恋人との関係、あなたの年齢によっても異なります。
故人と面識がある、婚約中の場合
結婚を前提としたお付き合い、婚約中、恋人の家族ともお付き合いがある場合などは、5,000〜10,000円が相場です。
彼氏や彼女のご家族との関係にもよりますが、まだ親族ではありませんので、家族のように3万、5万といった香典を包む必要はありません。
恋人の2等身(祖父母・兄弟)や、故人と面識がない場合
彼氏・彼女とはいってもまだ付き合いが浅い場合、恋人の家族への挨拶がまだな場合、故人が彼氏の祖父母や兄弟姉妹の2親等の場合などには、3,000〜5,000円程度でしょう。
あなたの年齢や職業、経済力にもよりますが、30代以上であれば5,000円が無難です。
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恋人の親や祖父母が亡くなると、身内ではないのに葬儀への参列するかどうかは悩ましいところです。
恋人との関係やお付き合いの深さによっては、一般の弔問客として参列してもいいでしょう。家族葬などの身内だけで行う葬儀であれば、参列は控えます。
一般に、お葬式は急にあるものですから、遺族は悲しみの中で慌ただしくしています。葬儀日程や参列に関して相談したり確認したいこともたくさんあるでしょうが、自分の知りたいペースで相手から連絡が来るとは限りません。連絡を急かすようなことはせず、必要な事を聞き、相手の気持ちに寄り添うよう心がけましょう。