都会での生活をやめて、または投げ打って、地方に移住して田舎暮らしをする。そんなことを思い描くとき、必ず頭をよぎる四文字熟語「自給自足」。
自給自足という言葉には、究極的な生き方、孤高で高尚なライフスタイルのような響きを感じます。
自給自足(じきゅうじそく)とは、自らの生活に必要な物資を自らの生産によって手に入れる生活である。
引用:wikipedia
完全な自給自足生活は可能なのか?
「自給自足」という、生活に必要な物資全てを自ら作り出し、自らの生産によってのみ生活を維持することは、現代社会では基本的に不可能です。
働いていなくても、税金や健康保険、年金などの払いはあります。払い終わっている、税金が課されることはない、健康保険には入らない、、としても、車が必要であれば、ガソリン代、車の保険、車検などの費用もかかります。農機具を動かすにも、燃料が必要です。燃料は自ら生産できませんので、購入するしかありません。
結局、現金収入は必要で、その現金は自らの生産のみで手にいれることはできません。
もちろん、配当や年金などの収入があり、必要な現金がそこから全て賄えるのであれば、問題はないかもしれません。
現実的な自給自足の範囲
自給自足生活という場合、生活の全てが自給自足なわけではなく、部分的な自給自足を意味することが多いです。
【部分的な自給自足の具体例】
- 主食の自給自足 〜 米や小麦の栽培
- 野菜の自給自足 〜 野菜の栽培
- 卵の自給自足 〜 鶏の飼育
- 食肉や魚の自給自足 〜 狩猟や釣りなど
- 水の自給自足 〜 湧水の使用など
- 電気の自給自足 〜 ソーラーパネルなど
- 熱源の自給自足 〜 薪など
自ら育てる、採取するだけでなくライフラインである水や電気を自然界から調達することも、水を自給自足、電気を自給自足と言います。自ら生産しているわけではありませんが、それも自給自足の一種です。
これらのうちからいくつか、あるいは全てを組み合わせることで、可能な限りの自給自足した生活を営めるようになります。
仕事しないで「田舎に暮らして自給自足」する方法
上述のように、完全自給自足の暮らしをすることは現実的には難しいですが、「仕事」をしないでできる限り自給自足の暮らしをすることは可能です。
「生業」つまり、生活を立てるための仕事そのものを、暮らしにしていくのです。
田舎に暮らして仕事はしないで稼ぐ、その仕組み、ビジネスモデルはシンプルです。
暮らしを生業にする方法① YouTubeなどの動画配信
あなたの自給自足している時間を一部始終記録・録画し、編集してYouTubeなどにアップする動画配信です。これだけです。
そこには、過剰な演出は必要ありません。
田舎暮らしに憧れる人、身体も心も健全になれる生き方・暮らし方に興味がある人はいます。暮らし方や、暮らしそのものを見たいのです。
YouTube配信を始めても、すぐに広告収入が得られるわけではありませんが、後に残る資産価値のある動画を配信し続けることで、長く収入を得られるようになります。
実際に、自給自足のような暮らし、そのノウハウをたくさんの人が視聴しています。
彼らは明らかに稼ぐための稼げる映像を撮影・編集しアップしています。自給自足のライフスタイルをより豊かに送り続けるための収入源・現金収入源=仕事・生業なのです。
▲【Weed ‘em & Reap】チャンネル登録者数 85.4万人
▲【Homesteading Family】チャンネル登録者数 81.7万人
▲【Lumnah Acres】チャンネル登録者数 35.6万人
ご存知の通りYouTuberは、映像を沢山観てもらうことで収入(広告収入)を得ることができます。
つまり、沢山観てもらえるような映像をアップしなければ収入にはなりません。
その為には撮影・編集のスキルが必要です。
そのスキルは、勉強をしなければ、ごく一部の天才か超ラッキーな人以外、自然には身につきません。これからYouTuberなどを目指すのであれば、少なくとも彼らと肩を並べるか、それ以上の良い映像にしなければ、観てもらい収入を得ることは出来ません。
幸いなことに、デジタル技術も進化していますので、既存の機能を使い、センスが良ければ、それなりのクオリティにはなります。
ただし、動画配信は毎日溢れるほど配信されていますので、そもそもで視聴者に見続けてもらうことも大変です。トレンドも変わります。配信側のレギュレーションもアルゴリズムも変わります。
オリジナリティのある動画配信であることは、最低限の条件です。
暮らしを生業にする方法② 物販
仕事感なしに、手っ取り早く、現金収入を得られる方法が物販、つまりなんらかの商品を売る方法です。
物販には、仕入れた商品をそのまま売る、仕入れた商品を加工などして売る、自ら生産したものを売る、など、いつくかの方法があります。
できる限りの自給自足をするのであれば、「自ら生産したものを売る」といいでしょう。作ったお米や野菜を、道の駅や近隣のスーパーなどの産直コーナーで売る、メルカリなどオンラインで売る。難しいことはありません。
手先が器用な方は、なにかハンドメイド商品を売ってもいいでしょう。
自分たちが生産したものを販売することでビジネスになるのです。
誰にでも、どこに住んでいても、収入を得やすいのは、物販です。
田舎暮らしのスローライフそのものを仕事に
世の中には沢山の情報があり、検索すれば膨大な数の情報がヒットします。
YouTubeも然り。前述の通りYouTubeで検索すれば、さまざまなノウハウが動画で観ることが出来ますが、問題は、多くの情報が不正確または不完全であるということです。
不確実な情報が多い中で、ライフスタイルそのものがノウハウになりうるのが、田舎で自給自足をしているスローライフ実践者です。
田舎暮らし自体が、憧れるけど誰にでも出来ることではありません。
出来ないことだからノウハウを知りたいのです。出来ないことを実践しているその情報は、リアルで正確な情報に他なりません。
スローライフ〜生き方そのものが、暮らしそのものが仕事になる、稼ぐことができる時代でもあるです。
自給自足ではありませんが、田舎暮らしのスローライフ感溢れる素敵な動画を投稿している、私の好きなユーチューバーをご紹介します。私もこういう動画を撮りたいと思っていたのですが、、どうにもならないまま今に至ります。
▲【古民家ひとり暮らし】チャンネル登録者数 35.9万人
見ているだけで気持ちが安らぐような動画を配信されていましたが、ご家庭の事情もあり今は休止中です。