後悔しない海洋散骨業者の選び方・おすすめ散骨業者5選 2024年
故人の遺志や遺族の話し合いで「海洋散骨」という供養方法を選ぶ際の、後悔しない業者の選び方をまとめておきます。
海洋散骨業者に必要な資格
沖合での散骨を希望し、自分たちで船の用意ができない場合には、海洋散骨業者に依頼することになります。
「海洋散骨事業者」といっても、散骨事業自体には国や自治体の免許や資格はありません。必要なのは船舶免許。自分や会社の船で海洋に出るためには、船舶が必要です。それを、運行するための船舶免許があれば、十分なのです。
散骨自体、新しい供養方法ではありませんが、お墓の維持管理や後継者問題から近年注目を集めています。船舶や船舶免許を持っていれば、あるいは持つ人を確保できれば、海洋散骨事業を立ち上げることは難しいことではありません。
乗船散骨であれ、代理散骨であれ、きちんと対応する散骨業者がほとんどでしょうが、心無い業者や悪徳系の業者がいることも確かです。
業者を選ぶ際には、安全性と信頼性を最優先し、サービスの質と価格のバランスを見極める必要があります。
自分や周囲にクルーザー等を持っている人や、船を運行できる人がいれば、業者に頼まなくても自力で海洋散骨をすることができます。
岩場や海岸、防波堤などから海に散骨するのであれば、船も必要なく、自分たちだけで散骨ができます。
業者だけでなく、散骨方法や場所なども、よく検討することが大切です。
2024年オススメ散骨業者
人気や実績のある海洋散骨業者がこちら↓
※ プランに含まれるサービスが各社異なります
サービス内容 | ミキワの 散骨葬 | みんなの 海洋散骨 | 海洋記念葬 シーセレモニー | イオンのお葬式 | ブルーオーシャン セレモニー |
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散骨海域 | 東京湾 | 全国 | 関東・大阪・高松・沖縄・ハワイ・グアム | 全国 | 全国 |
代理散骨プラン | 27,500円~ | 44,000〜 | 55,000円~ | 55,000円 | 55,000円〜 |
貸切プラン | 110,000円~ | 242,000円~ | 143,000円~ | 269,500円 | 297,000円~ |
合同乗船プラン | 132,000円~ | 165,000円~ | 159,500円 | 165,000円~ | |
中・大型船 (10名~) | 2,178,000円~ | 〇 | |||
メモリアルクルーズ | 99,000円 ※散骨なし | 〇 | 〇 貸し切り、合同 | ||
粉骨 | プランに込 ※粉骨のみ 14,300円〜 | プランに込 | 33,000円 | プランに込 | 33,000円 |
粉骨の立会い | 〇 | 〇 | |||
ペット代理散骨プラン | 16,500円〜 ※粉骨込み | 55,000円 ※粉骨込み ※乗船プランもあり | 55,000円 ※粉骨込み ※乗船プランもあり | 55,000円 ※粉骨16,500円 ※乗船プランもあり | |
ペット粉骨 | 5,500円〜 | 16,500円 | |||
遺骨の出張引取り | 指定区域無料 指定区域外 13,200円~ | 有償 | 22,000円~ | 8,800円〜 | 22,000円~ (移動距離により変化) |
東京湾でシンプルな海洋散骨なら
東京湾でシンプルな散骨をするのであれば、「ミキワの海洋散骨サービス」。
\東京湾で費用を抑えて海洋散骨/
ディズニーランド沖・羽田沖に散骨できます。
東京湾限定、オプションが少ないなど自由度は低いですが、その分費用を抑え、シンプルで確実な散骨ができます。サイトもスッキリしていますし、なにより明朗会計。
- 代理散骨 27,500円~ ※粉骨込み
- 乗船散骨 110,000円~
- ペット代理散骨 16,500円〜 ※粉骨込み
- 粉骨 14,300円〜
埼玉県川口市近郊であれば遺骨の無料引き取り、遠方の場合にはゆうパックでの発送も可能。代理散骨と乗船散骨と選べます。
手元供養品も選べるため、事前にお願いしておけば、乗船散骨なら散骨当日に、代理散骨なら後日に分骨したものを用意してもらえます。
提携先や下請け業者への外注/紹介ではなく、自社対応ならではの価格です。
\東京湾で費用を抑えて海洋散骨/
ワンランク上の海洋散骨なら
ワンランク上の海洋散骨を希望するなら、「海洋記念葬シーセレモニー」。
東京湾(横須賀エリア〜南房総エリア)、相模湾、銚子沖、大阪、高松、沖縄、ハワイ、グアムの散骨に対応しています。エリアやプランによって費用に幅があります。
散骨プランやオプションも充実しているので、自由度が高いのが特徴。
- 代理散骨 55,000円~
- 乗船散骨 143,000円~
- 合同乗船プラン 165,000円~
- ペット代理散骨 55,000円 ※粉骨込み
- 粉骨 33,000円
手元供養品も選べます。散骨当日、代理散骨であれば後日郵送で、用意してもらえます。
\代理散骨から豪華クルーズ船まで対応/
海洋散骨業者の選び方① 散骨場所から絞り込む
日本列島を囲む海には、太平洋、日本海、オホーツク海、瀬戸内海、東シナ海がありますが、どこの海域でも散骨は可能です。
故人の生まれ育った海、好きだった場所、思い出のある場所などから、散骨エリアを選ぶことができます。
散骨業者に依頼する場合には、希望するエリアに対応しているかを確認することが、スタートです。
「海洋散骨 神奈川県」「海洋散骨 東京湾」などのように海洋散骨+都道府県名/湾名 などで検索すると業者を探すことができます。
なお、海は全世界に国境なく繋がっていますので、自宅近くなどで散骨する方法もあります。
\東京湾で費用を抑えて海洋散骨/
\全国海域対応・追加費用なし/
海洋散骨業者の選び方② 散骨プランから絞り込む
散骨代行業者が提供する海上での散骨は、大別すると3種類あります。
- 代理散骨
- 個別散骨
- 合同散骨
代理散骨/委託散骨プラン
乗船できない遺族の代わりに、業者が代行して海洋散骨をするのが代理散骨や委託散骨と呼ばれるものです。
- 業者の指定する日に複数の遺骨を業者が代行して散骨
- 月1回程度
- 3万〜6万円程度(1柱)
日程や散骨ポイントは自由に選べませんが、費用も抑えられますし、遺族の乗船は不要、悪天候で順延でも業者にお任せできるのが特徴です。
多くの業者では、散骨後に散骨ポイントの経緯度を記載した散骨証明書といったものが発行されます。散骨ポイントがわかれば、記念日や年忌法要などの際にメモリアルクルーズなどでお参りすることができます。
個別散骨プラン
遺族が船を1隻チャーター、乗船し、散骨するのが個別散骨プランや乗船プランなど呼ばれるものです。
費用は、散骨エリアや乗船客数、料理やドリンク付きなどサービス内容によって幅があります。
乗船客数2〜10名程度であれば、費用は10〜30万円程度。
人数増加、船室付きの船など、条件によっては40〜50万円かかることもあります。
中には、100名ほど乗船可能な大きな船を保有している業者もあります。
乗船人数や予算によって、プランや業者を絞り込んでいきます。
\東京湾で費用を抑えて海洋散骨/
合同散骨プラン
複数の遺族(3~5グループ程度)が一緒に乗船し、散骨ポイントで順番に散骨するのが、合同散骨プランなどと呼ばれています。
個別散骨プランよりは、多少費用を抑えることができますが、他の遺族も一緒のため落ち着かない、自由度が低いなどのデメリットもあります。
\全国海域対応・追加費用なし/
海洋散骨業者の選び方③ 散骨代行業者を絞り込む
希望する内容で散骨できる業者を絞り込んだら、問い合わせ前と問い合わせ後に確認しておきたいことを挙げておきます。
これが絶対というわけではありませんが、後悔しないための判断基準にはなるでしょう。
問い合わせ前確認❶ 事務所や店舗が実在する
業者探しや情報収集にはインターネットを利用することと思います。
散骨業者のサイトには、会社概要/会社情報や特定商取引に基づく表記 が記載されているはずです。ページの一番下や、メニューボタンから見つかります。
記載内容が少なすぎないか、問い合わせ窓口や営業時間等が明記されているか、複数の業者を見比べて会社としての情報量を比べてみるといいでしょう。
住所(所在地)は、Googleマップのストリートビューなどで必ず検索してみましょう。看板をあげた路面店である必要も、大きなビルに入っている必要もありませんが、シェアオフィスや事務所としては体をなさないような建物であれば、少し注意が必要です。
会社概要/会社情報や特定商取引に基づく表記 に、所在地や連絡先が記載されていないのは論外です。どんなに素晴らしいサイトでも、おすすめしません。
問い合わせ前確認❷ 料金体系が明確
散骨業者によって、プランや料金体系が異なります。
どこまでがプランに含まれているのか、基本プラン・基本料金が明確に記載されていることは最低条件です。
オプションに関しては、内容によって料金が変動しますので、料金が明記されていなくても心配はいりません。
問い合わせ前確認❸ 散骨費用が安すぎない
格安プランは注意が必要です。
散骨費用が格安でも、基本料金に含まれるものが少なく、オプションで費用が釣り上がることもあります。
プラン自体が本当に安くても、メモリアルジュエリーやミニ骨壷、位牌などの手元供養に使うアイテムを、売りつけてくる可能性もあります。
散骨をするともとには戻せないため、散骨前などに分骨し手元供養できるよう各社案内があるとは思います。アイテムや価格やサイトに記載されていればいいのですが、散骨当日や契約し粉骨後に提示など、断りにくい環境で高額なものを提示される可能性もあります。他社と比べて、明らかに格安の場合には注意が必要です。
問い合わせ前確認❹ 散骨した事を証明してくれる
散骨後、散骨証明書などが発行されるか確認しましょう。
乗船散骨でも発行されます。代理散骨の場合には、散骨証明書の他に、散骨風景の記録写真も送られてくるのが一般的です。
この程度は、基本プランに含まれているはずです。
問い合わせ後確認❶ 電話やメールの返信がまとも
業者を数社に絞り込んだら、資料請求や問い合わせフォームから、プランの詳細や見積もりを取り寄せましょう。
故人の遺骨を扱うのですから、メールや電話の対応が「まとも」であるところに依頼する方がいいでしょう。
「まとも」というのは、連絡の早さ、態度、言葉などです。
・折り返しの連絡が当日や翌営業日以内
・返信や電話での対応や日本語がまとも
即返信である必要はありませんが、2営業日以上返信がない、電話口の対応が悪い、質問に対してまともな返事がこない、日本語がおかしいなどは注意が必要です。
日本語がおかしい というのは、相手が外国人ではいけないという意味ではありません。日本語として普通の会話が成り立たないような相手であれば、故人の遺骨を任せたり、自分たちが乗船した際に、きちんとコミュニケーションが取れない可能性がある、ということです。
トラブルや不要な不安を避けるためにも、円滑で安心したコミュニケーションを取れる業者を選ぶことをおすすめします。
問い合わせ後確認❷ 電話の対応が良い
おそらく、契約前に一度は電話で話をする機会があるかと思います。
電話の出方、話し方で会社のレベルや姿勢がわかります。葬送に関わる会社ですから、あまり雑な対応をされる会社には注意が必要です。
問い合わせ後確認❸ 見積もりやサービス内容がわかりやすい
見積もりは、3社以上から取り寄せると、サービス内容や料金、対応などの比較をしやすくなります。
見積もりや見積もりに添付される資料は、よく読み込みましょう。あまりにもわかりにくい業者は注意が必要です。
- プランの基本料金に含まれるサービス
- オプションの内容や料金
- 申し込みに必要な書類
- 悪天候時の対応
- 保険
- キャンセル
- 当日の担当者
プランの基本料金に含まれるサービスやオプション
申し込み予定のプランの料金やサービス内容や、オプションの内容や料金をよく確認しましょう。
散骨、散骨時の献花や献酒程度、記録写真、散骨証明書、不用品処分程度は基本プランに含まれますが、粉骨は業者によって異なります。
基本プランに込みの場合と、別料金の場合とあります。骨壷のサイズによって料金が異なったり、遺骨の状態によっては追加費用もかかります。
料金に含まれるもの、含まれないもの、今後別途かかる可能性のあるもの等、すべての費用や内容を確認しておくことが大切です。
申し込みに必要な書類
散骨や粉骨を請け負う業者には、それぞれ申し込みに必要な書類があります。
- 各社指定の申込書
- 申込者の本人確認書類
- 故人の埋葬証明書 など
※火葬し骨あげが完了すると、火葬場が「埋葬証明書」等を発行します。
一般的に、自治体から発行された「火葬許可証」に火葬済印が押され返却されたものが「埋葬証明書」等にあたります。
業者によっても異なりますが、発行に時間がかかる書類もあります。見積もり時に確認しておくと、余裕をもって確認できます。
悪天候時の対応、保険、キャンセル
悪天候時の対応、保険、キャンセルなどもよく確認しておきましょう。
当日の担当者
当日の担当者が、申込先の人なのか、下請け業者や提携業者になるのかも確認しておきましょう。
希望エリアで対応しているといっても、散骨業者の中には自社サービスではなく、提携先への紹介、下請け業者への外注も珍しくありません。当日何かあった場合の連絡先や連絡方法などもよく確認しておくことが大切です。
問い合わせ後確認❹ 支払い方法が複数ある
支払い方法や支払い期限もよく確認しましょう。
後払いやクレジットカード払いであればいいのですが、「全額前払い・口座振込みのみ」という業者は要注意です。
逃げられたら、返金されない可能性があります。
クレジットカード払い、電子マネー決済がある方が、多少は安心です。
→ 絶対安心なわけではありませんが、少なくてもカード会社や決済会社の審査を通っていることは間違いありません。
ネットのレビューは参考程度に
ネットでのレビューが、物を購入したりサービスを利用する際の参考になりますが、鵜呑みにするのは危険です。
少し気にいらないだけで辛辣なレビューをする人もいますし、「サクラ」レビューもあります。特に、短期間で集中手的に極めて好意的なレビューが多い場合には、「サクラ」の可能性もありますので、あまり信用しない方が賢明です。
体験談などが含まれていれば、参考にはなると思います。
海洋散骨業者の選び方④ 散骨業者を決める
③ 散骨代行業者を絞り込む際、できれば3社以上から見積もりを取ることが理想です。
多すぎると判断に迷い時間がかかりますので、散骨エリアなどにもよりますが、4〜5社程度がおすすめです。
予算・プラン内容・キャンセル規定・支払い方法などをよく比較検討し、選びましょう。
散骨業者選びに迷ったら
散骨業者選びに迷ったら、、
下記の2社なら間違いありません。
- 東京湾で費用を抑えてシンプルに → ミキワの海洋散骨
- 自由度高く、ワンランク上の散骨 → 海洋記念葬シーセレモニー
\東京湾で費用を抑えて海洋散骨/
\全国海域対応・追加費用なし/
\代理散骨から豪華クルーズ船まで対応/
故人らしい、自分たちらしい、見送り方を考え始めたらぜひ読んでみてください。
「その人らしくを」をモットーに形式に囚われずに見送った人々の物語(前書きより抜粋)。
ノンフィクションです。ここに「これからの供養のあり方」の答えはありません。ただ、弔いのあり方、供養とはなにか、残された人の生き方を考えるきっかけになります。良書です。
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