今、日本の地方では皆一様に、”移住定住者ウエルカム!”なようなことを言っていますが、実はそうではありません。
本当に移住定住者の受け入れに積極的で一生懸命な地域と、一生懸命なふりをしているだけの地域があります。
移住・定住に関する情報がわかりやすいこと、相談する際の対応がしっかりしていること、移住後の暮らしが快適であることは、移住先を探す誰もが願うことです。
そんな、移住・定住者の受入れに積極的で、支援制度も充実しているおすすめの地域を検証し、まとめておきます。
※ 情報の精度や更新状況などを定期的に確認し、掲載しています。
「移住促進」しててもウェルカムとは限らない
私たちが最初に移住した地域は、あまり受け入れに積極的ではありませんでした。
自治体のホームページでは、移住促進などを謳っているにもかかわらず、移住・定住向けの情報は極めてわかりにくく、いかにも行政的な文言での説明ばかりでした。
しかも、移住当時は、移住定住者に一律助成金が支給される制度があったようなのですが、移住の手続きの際にもなんの案内もありませんでした。
調べきれずに知らなかった私たちも悪いのですが、知った時にはすでに条件を満たせず申請もできませんでした。助成金目当てで移住したわけではありませんが、つまらない思いをしたものです。
今は、自治体によって様々な助成金や補助金があります。それには、年齢制限や、子供の有無、空家バンク登録物件のみ対象などの条件もあります。
子育て世代、若者には、多くの補助金などがあります。
45歳を過ぎて、子供がいない世帯の場合には、利用できる補助金などは、あまりありません。。
国からの支援や指示がありますので、助成金や補助金の制度があっても、実際には移住者ウエルカムではない地域もあります。
“移住定住者の受入れに積極的“で”支援制度が充実している”自治体もあります。
当然、移住定住者の受け入れに一生懸命な地域の方が、サポート体制もしっかりしていますので、移住後の暮らし心地も違ってきます。
あくまで主観ですが、簡単にまとめておきます。気になる地域があれば、お気軽に問い合わせてみてください。いずれの地域も、丁寧に親切に対応してくれることと思います。
移住支援に手厚い地域10選
移住・定住支援に手厚い地域では、いい物件がでると早めに決まってしまうことも多いです。頻繁に情報を確認し、気になる物件がでたら即連絡を取ることをオススメします。
中古物件は一点ものです。新築マンションや、分譲地のように、似たような条件の物件がいくつもあるわけではありません。まさに早い者勝ちなのです。
京都
個人的には、特にオススメしたい移住先が京都。魅力的な古民家物件もちょくちょく出てきます。
長野 信州
移住希望地人気ランキング(※NPO法人ふるさと回帰支援センター)で、常に上位にランキングされています。受け入れ体制は質・量ともに万全。
和歌山
大阪隣県の週末田舎暮らしの穴場。漁村・農村・山村、多彩な自然環境を有するのでお好みのスタイルが選べます。移住・定住者受け入れに積極的で受け入れ体制も充実。お土地柄なのかホスピタリティにあふれているように感じます。
和歌山移住計画 (Facebook)
山口
移住希望先人気ランキング上位組の広島よりも、お隣の山口のほうがオススメです。移住支援サイトを見れば一目瞭然。移住定住者を受け入れるサポート体制はとても充実しています。
『瀬戸内のハワイ』と呼ばれる周防大島(すおうおおしま)も山口県です。
滋賀
日本一の湖、琵琶湖を有する滋賀。琵琶湖湖畔の別荘は知る人ぞ知る存在ですが、移住定住の地としても注目度が高まっていて、移住定住者の受け入れにも積極的です。
福岡
福岡も移住希望地人気ランキングでは上位の常連。物件情報はもちろん、移住後の仕事(求人)情報も先取りすることをオススメします。
東京 西多摩エリア
東京都内でできる田舎暮らし。都心で働き・遊びながら、豊かな自然に囲まれ、心豊かに暮らすことができます。地方の田舎暮らしにはない魅力があります。
茨城
首都近郊の穴場です。人気の千葉の沿岸地域よりも、人気の栃木や群馬の山間地域よりも格安物件豊富で東京からのアクセスも良いので俄かに注目されているようです。
静岡 伊豆半島
熱海に代表される別荘地で有名な伊豆半島を有する静岡も、移住希望地人気ランキングで常に上位にくる地域です。そんな人気にあぐらをかかずに、移住定住者の受け入れに積極的でサポートも一生懸命。生活環境においても好感度の高い地域です。
高知
四国は、瀬戸内側でも太平洋側でも魅力的。移住定住促進にも積極的なので、受け入れ体制もバッチリ。どの県もおすすめなのですが、あえて一県選抜するならなら古き良き海暮らしと山暮らしが選べる「高知」です。
【番外編】能登半島・七尾
移住先として日本海側はあまり注目されていませんが、実は知られざる絶景の地が沢山あり、希少な古民家物件も沢山残っている、個人的に推しのエリアです。おいしいものも沢山あります。能登半島の中でも、七尾は移住定住者の受け入れに一生懸命です。
移住したい地域が定まったら物件探し
移住したい、暮らしたい地域がおおよそ決まったら、希望する条件やイメージを手掛かりに「物件探し」を始めましょう。いい物件との出会い=縁が移住の決め手となります。
いつどんな出会いがあるかはわかりません。動き始めるのは、早ければ早い方がいいです。
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2度の田舎暮らしと、2度の都市部への再移住を経て、私たちは7大都市圏の1つである宮城県仙台市から、香川県に移住しました。地方都市ど真ん中から、少し外れたところで暮らしています。
都市部というほど大きな都市ではありませんが、車がないと生きていけない郊外でもなく、もちろん「田舎」でもない、という、極めて中途半端な場所に移住し、快適に暮らしています。
今回は、行ったこともない異郷の地の情報をインターネットだけで集め、メールやチャットのみでリフォーム工事を手配し、移住してきました。顛末はこちら↓
「田舎暮らし」の場合には、インターネット上の情報は足りませんので、現地に足を運び物件や周辺環境を確認することを、強くオススメします。
でも、地方都市の中心部やその周辺で気軽に暮らすための移住であれば、今の時代オンラインで完結できます。物件探し方やエリアの絞り方もご紹介しています。
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