家でプール遊びできる気温〜外気温30℃〜35℃、熱中症・水温・風・紫外線対策、世代間の情報格差、注意点

夏のお家遊びの定番でもある、家庭用プール。

晴れて気温が上がってくると、子どもたちはプールで遊びたがりますが、天気・風の強さ、水温などに気をつけないと、風邪をひいたり体調を崩してしまうこともあります。

もう1つ、気をつけなければならないのが熱中症

近年、学校や保育所等では、気温が高すぎるとプールが中止なることもあります。これは、今まさに子育てしている世代では常識であっても、昭和や平成初期などに子育てした世代(要は、今のおじいちゃん・おばあちゃん世代)には、常識ではなく、そもそも知らない、聞いたことはあっても信じていない、なんてこともよくあります。

普段家で遊ぶ時もですが、夏休みなどで実家に帰省する際にも、十分に注意が必要です。せっかくの夏のお楽しみなのですから、事故などないよう気をつけて、お過ごしください。

目次

家でプール遊びできる気温は28℃~35℃

家でプール遊びができる気温は、外気28〜35℃くらいです。

気温とは、プール遊びをするときの外気温のことであり、当日の最高気温のことではありません。

気温26℃~29℃

26℃くらいから、プール遊びに適しているとも言われていますが、実際には肌寒さを感じることもあります。

日差しがあって、風がない、風が弱いような日であれば、26℃くらいから楽しめそうですが、その場合には、水を早めに張っておく、お湯を足すなどして、水温を上げておくのがオススメです。

水を張り、日当たりのいい場所で2〜3時間おいておくと、水温もあがります。気温と水温が、あまり差がないようになると寒さを感じにくくなります。

気温30℃~34℃

気温が30度以上あると、寒さに関してはあまり心配いりません。

風の強さや、時期、時間帯、水に浸かる時間の長さによっては、肌寒さを感じることもあります。水温と気温の差が大きいと、体も冷えを感じやすくなります。

外気温が高くても、早めに水を張っておくなど、水道水よりも水温を上げておくことをオススメします。

日焼け止めやラッシュガードなどで、紫外線対策をしながら、時間を決めて遊ぶと良さそうです。

気温35℃以上

気温35度以上であれば、熱中症対策が必要となります。

プールに入ってると汗をかいている感覚がなくても、たくさん汗をかいています。しかも、子どもたちはプールで盛り上がっているし、水に触れているので普段以上に喉の渇きにも気がつきにくいため脱水症状にもなりやすいです。

知らず知らずのうちに熱中症にかかるリスクもありますので、気をつける必要があります。

上限温度目安:水温+気温が65℃以上の時には適さない
日本水泳連盟では、屋外プールの安全の目安として、水温と気温を足した温度が65度以上になると、日射病や熱射病に注意し、泳ぐ時間を短くするようにと定めています。

プール遊びに適した時期は7月~9月上旬

プール遊びに適した時期は、7月~9月上旬です。

地域にもよりますが、6月は天気も不安定ですし、9月も中旬になると急に風が冷たくなったりもします。いくら気温が高いと言っても、やはり夏の遊びは7月・8月なのですね。

家のプールで楽しく安全に遊ぶための工夫

家用の小さめのプールとはいっても、水に入ります。油断すると事故にもつながりますので、楽しく安全に遊ぶためにも、保護者の工夫や配慮も必要です。

熱中症・紫外線対策

そもそもで、子どもは、大人よりも熱中症になりやすいです。

子供が熱中症になりやすい理由
  • 体温調節機能が十分に発達していない
  • のどの渇きや体調の変化を上手に伝えられない
  • 大人よりも低い場所にいるため照り返しなどの影響を受けやすい など

遊んでいる子どもが熱中症にならないよう、気をつけるのは大人の仕事です。

熱中症予防の対策
  • プールを日陰においたり、パラソルなどで日陰をつくる
  • 日差しが強い時間帯は避ける
  • こまめに水分補給をする
  • 休憩をしながら遊ぶ
  • 長時間入りすぎない
遊ぶ時間の目安
  • 0~1歳:15分程度
  • 2~3歳:30分程度
  • 4歳以上:1時間程度

あくまでも目安です。お子様の体調、体力、天気などによって、加減しましょう

水温対策

外気温と水温の差が大きいと、寒さを感じやすくなりますので、水温対策も大切です。

プールの水温をあげる

水温対策の基本
  • 水温を25℃を目安に温める
  • 早めにプールに水を張って、陽の当たるところで水温をあげる
  • お湯を加えて水温を上げる
  • プールから上がったら、温かいシャワーを浴びる

プールの水を少なめにする

気温が少し低い、風があるなど、プール遊びに適していないような日に、プールで遊びたい場合には、水の量を減らすことで対応できます。

子ども年齢にもよりますが、幼稚園前くらいであれば、足首が浸かるぐらいの水の量にして水遊びをするだけでも、子どもたちは大喜びします。

プール遊びには物足りないでしょうが、暑い日のクールダウンにもオススメです、

風・紫外線対策

肌寒さを感じるときの保温対策、風がある日の対策、日差しが強い日の紫外線対策として、ラッシュガードなどを着せるのもオススメです。

ラッシュガード等羽織っているものが濡れたまま長時間いると、逆に体が冷えてきます。遊ぶ時間を短めにし、上がったら温かいシャワーを浴びて、着替えるようにしましょう。

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世代間の情報格差への対策

現子育て中の方は、保育園や幼稚園、ママ友情報、ネット情報などで、子どもの熱中症には詳しいかと思いますが、昭和世代は、意外と知らないことも多いです。

実際、自分たちが子どもだった頃も、子育てした頃も、海ならともかく、家のプールで熱中症(当時は日射病や熱射病)などは注意喚起されていない時代だったのです。

夏休みなど、実家での滞在時には、遊び方を確認しておくことをオススメします。

情弱とか◯◯などバカにしたり、「知ってて当然」と丸投げしたりせず、今の時代は「プールでも熱中症になる」ことや、その対策を説明し、理解してもらうといいでしょう。←これ、ホント大切です。

私の知人友人にも孫育てをしている方がいますが、自分が子育てした時と全然違うとよく言います。「わからないことは、必ず娘に確認してる」「娘に怒られる」ということも。
事故やケガ予防のためにも、どちらの立場だとしても、安全対策をよく確認しておくといいですよ。
※じぃじばぁば世代の「私があなたを育てた時には〜」は、今の時代通じないことがたくさんあります。

自宅で遊べるプール選びのポイント

おもちゃ売り場でも、ネット通販でも、家庭用プールはたくさんあってどれがいいか悩みます。私の経験から、自宅で遊ぶ用のプール選びのポイントをご紹介します。

プールの底にクッションがあるものを選ぶ

プールの底にも空気が入りクッションになるものを選ぶのがおすすめです。

ベランダなどコンクリートで硬いところでは、水が入っていても少しぶつかっただけで痛いです。庭で遊ぶ場合でも、石などがあると当たって痛いのです、、

厚み的には大したことがなくても、空気が入ることでクッションとなり、体への当たりが全然違います。子どもたちが大興奮しても安心です。

プールデビューには、小さめのプールで十分

プールデビューするときは、小さめのプールがおすすめです。大きいプールだと怖がる可能性もありますし、溺れてしまう危険性もあります。

サイズにもよりますが、3〜4歳くらいまで、1〜2人で遊ぶなら、INTEXのプールはオススメです。サイズ選べます。

シンプルな形を選ぶ

せっかく滑り台やシャワーなどが付いた大きいプールを買っても、膨らますのが大変だと準備に時間がかかります。水を抜いて、片付けるのも大変です。

大きいプールにするのであれば、フレーム式の方がオススメです。別売りの循環ポンプ(別売り)や塩素を使うと1週間程度は、水の交換をしなくても遊べます。

ベランダなら角形がおすすめ

子ども用プールというと丸型のイメージもありますが、ベランダで利用する場合には角形や楕円形の方がおすすめです。ベランダの幅に合わせて用意するしかないのですが、奥行きのないスペースでもゆったり楽しめます。

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