地方に移住、オシャレな家で田舎暮らしを実現する方法〜安くても中古のボロ家は嫌!

働き方の変化や、都会での物件価格の高騰や物価高、自然災害へのリスクヘッジ、自然環境に恵まれた中でのセカンドライフや子育て、、さまざまな理由で “Iターン” や “Jターン” をする人は少なくありません。

地方には空き家が沢山ありますが、首都圏から近く、移住・定住または二拠点居住(デュアルライフ)に人気エリアで、「庭付き一戸建て」の条件のいい中古物件は、売りに出されると早々に契約が決まっていきます。

もちろん、少し範囲を広げる、例えば首都圏へのアクセスがイマイチ、築年数が経過している、物件の状態がイマイチ、空き家になってから時間が経過して相当な手入れが必要などの物件まで広げて探せば、古民家や築古の格安物件がまだまだたくさんあります。

実際、社会問題でもあり、法律も改正されたほどです。

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でも、どんなに格安でも、立地条件が良くても、ボロ家は嫌!地方に移住してもオシャレな家で、おしゃれな暮らしをしたい。

そんな方のために、オシャレな家で田舎暮らしを実現する方法をご紹介します。

目次

地方移住・田舎暮らしでおしゃれな家を格安で手にいれる方法

地方移住や田舎暮らしでもオシャレな家を格安で手に入れる方法は3つあります。

  • ど田舎ではなく、地方都市の新築/築浅/中古のマンションや建売戸建てを購入する
  • 現状には目をつぶり、激安中古物件を買って徹底的に改装〜フルリノベーションする
  • 別荘地に定住する〜別荘地に新築、中古別荘を購入しリノベーションする

詳しく解説します。

ど田舎ではなく、地方都市の新築/築浅/中古のマンションや建売戸建てを購入する

生活丸ごと、田舎に移す必要もありません。田舎の少し手前、車で30分〜1時間もすれば海や山、川で遊べる地方都市がオススメです。

地方都市なら新築/築浅/中古のマンションやアパート、戸建て建売物件が沢山あります。

都心よりも遥かに広い物件、もしくは駅近物件が、首都圏のそれらよりも遥かに安く取得、またが賃貸でき、快適な暮らしが実現可能です。

不動産情報ライブラリ」というサイトで、中古マンション価格、宅地(土地・建物)の価格や広さ、最寄駅からの距離等など、総合的に簡単に比較できるのですが、首都圏と比較して地方の不動産価格は圧倒的に安いです。

国土交通省土地総合情報システム 不動産ライブラリ https://www.reinfolib.mlit.go.jp/

地方といっても、都市部/市街地・郊外・田舎とあります。

生活の利便性がいいのは都市部/市街地です。自然に囲まれた田舎暮らしとも異なり、街としては都心のように最先端ではありませんので、物足りなさはあるかもしれません。

それでも、クルマで30分〜1時間で、海・山で遊べます。日常的な買い物にも困りません。商業的なスケールダウンを気にしない方であれば、とても快適に暮らせるのでオススメです。

数年ほど宮城県仙台市の中心部に住んでいました。
車なしでも生活には困りません。カーシェやレンタカーもたくさんあるので、外出にも困りません。仙台の場合、中心部から30分も運転すれば、海にも山にも行けますし、家賃も高くなく、買い物にも困らず、生活しやすい環境でした。
冬が寒くて長いのが、私たち夫婦には難でしたが。

地方都市にも、郊外があります。市街地よりも、さらに格安で庭付き戸建物件なども購入できます。住まいとしての家の快適度は若干増しますが、通勤・通学なども考慮して場所を選ぶ必要があります。

もちろん、最初から土地だけを購入し、新築することもできます。今の住居から離れている場合には、多少の手間は増えますが、間違いなく自分で選んだ自分好みの家を建てることができます。

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激安中古物件を買って徹底的に改装〜フルリノベーションする

激安中古物件を買って徹底的に改装〜リノベーションする方法もあります。

ただし、この方法で後悔しないためには、重要なポイントがあります。

激安中古物件で後悔しないためのポイント

  • 立地、周辺環境がとても気に入っていること ← 自分では変えられません
  • 物件の現状には目をつぶる ← リフォーム/リノベーションでどうにもなります
  • 上下水道などの生活インフラと躯体はよく確認 ← 工事費用が大きく変わります

立地や周辺環境には妥協しない

周辺環境や立地は大事です。これは、お金をかけたところで自分でどうにかできるものではありません

安くて程度のいい物件だとしても、快適な暮らしができないような環境であれば、後悔や不満につながります。

2度の田舎暮らしと、地方中枢都市ど真ん中での暮らしを経て、私たちはもう少し小さな地方へ移住しました。激安物件を購入し、リフォームしたのですが、決めては周辺環境。小さな地方都市の若干郊外(ど真ん中から少し外れてます)で、海近・山近・車なしで快適に暮らしています。

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物件の現状には目をつぶる

物件を見ると、どうしても外観、内装、設備などに目が行きますが、激安物件であれば物件の現状は気にする必要はありません

例えば、壁や床がボロボロでも、フローリングとクロスの張り替えで見違えるようにキレイになります。

キッチン、お風呂、トイレなどの住宅設備は、きちんと手入れしていても10〜20年も経過すれば交換が必要になります。築年数が経過しているような物件であれば、そもそもで交換が必要だったりするので、気にしても意味がありません。

間取り変更やバリアフリーなども、費用をかけてリノベーションすれば、それなりに自分好みになります。

もちろん、自分たちで時間と手間をかけてDIY/セルでフルリノベーションすることも可能です。

マンションであれば、オンライン内見でも事足ります。

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上下水道などの生活インフラと躯体はよく確認

どんな激安/格安物件でも、上下水道などの生活インフラと躯体の確認は必要です。

すぐに確認できるのが、生活インフラ。上下水道がつながっているか、光回線が入るエリアか、こういったものは現地ではなくインターネットで自宅からでも確認できます。

上水道は、田舎の古い家でも、大抵引き込んでいます。上水道も引き込んでいない家は、ホンモノのど田舎ですから、移住には相当の覚悟か、そのような地でも暮らせる経験が必要です。

下水は要確認です。敷地までは来ていても家に引き込んでいないこともよくあります。その場合には、地域の指定業者に発注し、自費で引き込み工事が必要です。マスまでの距離によっても工事費用はかなり変わりますが、数十万〜百万程度かかることもあります。

最近は、田舎でも光回線は入りますが、建物に引き込んでいなければ工事が必要です。これは、数万円程度が一般的です。

そして、家の躯体。これは、素人が見ただけではわからないこと、壁や床を剥がしてみなければわからないこともあります。

ただ、明らかに家が傾いているような場合、基礎にヒビが入っているような場合には、修繕工事も必要です。修繕の規模にもよりますが、想像以上に費用がかかることもありますので、よく確認しておく必要があります。

もちろん、そんな手間・面倒・費用も気にならないくらい魅力的な場所に巡り会えれば最高です。誰にも真似できない唯一無二の住まい、これから生きる拠点を築くことが出来るのですから。

別荘地に定住する〜別荘地に新築、中古別荘を購入しリノベーション

田舎暮らしのためにオシャレな家を入手する最も手っ取り方法は「別荘」だった物件を購入することです。

別荘地への移住・定住は、都会暮らしが長い人には特にオススメです。

別荘エリアの住民は、都会からの移住・定住者が多く、田舎特有の人付き合いとは無縁。隣人とは、程よい距離感を持ってお付き合いもできますし、生活インフラ、近隣のショッピングエリアや飲食店なども整っています。

別荘の中古物件はピンキリですが、お金持ちのセカンドハウスや、VIPの接客用接待用に建てられた別荘など、程度が良く、とても素敵な物件が少なからず流通しています。

手入れが行き届いていて、そのまま住める物件も数多くあります。

別荘は、そもそもがオシャレに作られているので、ちょっとリフォームすることで自分好みに仕上げることも容易です。

別荘にも流通していない物件、不動産情報サイト等に載せていない物件が多数あります。

素敵な場所、素敵な物件との運命的な出会いを求めて、日本各地の別荘地を旅行がてら巡ってみるのもオススメです。

現地の飲食店やショップには、オーナーが移住者のこともよくあります。移住の先輩であるオーナーやその家族から、空き家や別荘などの情報を教えてもらったり、別荘のオーナーを紹介してもらえることもあります。

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地方/田舎でもオシャレな暮らしをするなら、場所選びが最重要

地方や田舎には、最先端のトレンドは入ってきませんが、オシャレで快適な暮らしをすることはできます。

土地を購入して新築するもよし、建売や新築/築浅マンションを購入するもよし、中古別荘を購入するもよし、激安物件をフルリフォームするもよし。いずれも、都心でマンションや戸建を購入するよりも、ずっと安く自分好みな住まいづくりが可能です。

まずは、場所選び

場所(土地)や家はこれからの生活の基点となる大切な空間です。

とにかく妥協せずに、探してみてください。自分や家族が快適に暮らしていける場所をみつけてください。

建物は、なんとかなるものです。中古物件でも、費用か手間をかければ、自分好みに変えていくことはできるのですから。

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この記事を書いた人

アラカン夫婦の備忘録

これからの人生をより心豊かに、より穏やかに生き抜くため知恵や情報をツラツラ綴っています

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