田舎暮らしで失敗したくなければ別荘地に住もう!〜新築or中古の考え方や注意点

憧れていた田舎暮らしですが、都会暮らしが染み込んだ身にとっては、いろんな意味で想像以上に過酷なのが現実です。

テンション高めの最初のうちは未だしも、時が経つにつれ不満ばかりが目について、今度は逆に都会での生活に憧憬を覚えることに・・・。

私は以前、地方移住(田舎暮らし)をしていましたが、嫌気さし何度も都会に戻ろうと思ったことがあります。最終的には、事業の都合で田舎から離れることになりましたが、、

その経験から、都会暮らしの長い人が田舎暮らしをするのであれば、断然別荘地に住むことをオススメします。

目次

田舎暮らしで失敗したくなければ別荘地に住め!

別荘地をオススメする理由は3つあります。

  • 周りにいるのは都会の人
  • 生活インフラが整備されている
  • 格安で小綺麗で小洒落た庭付き一戸建てが買える

当然ですが、地方の山村・農村・漁村では、これら条件が叶う場所や物件はありません。田舎の特別区ともいえる別荘地ならではのメリットです。

それぞれ解説します。

別荘地が良い理由①周りにいるのは都会の人。

そのエリアに「田舎の人」が住んでいない、というのは最大のメリットです。

田舎の人、と一括りにしては悪いのですが、あまりにも強烈な人が頻繁に訪問するという事態に悩まされた経験から、田舎の人を警戒するようになりました。

もちろん、田舎の人は基本的に善人です。でも、どうしても受け入れがたく、だからと言って悪気がない相手に文句も言えないので、精神的にダメージを受け続けることになります。

その点、別荘地に住んでいるのは、都会の人です。

定住している人、定期的に来る人、などなど生活パターンは様々。年代も職業も出身も様々。だから互いに一定の距離を保ちながら、互いを尊重し友好的なお付き合いが出来るので、とても楽なのです。

そもそも、穏やかな生活をするために選択した田舎暮らしです。

そんな環境に長い間暮らしてきた人達だから、基本的に皆穏やかな人達だろう、と思っていたら大間違いです。人付き合いが、都会以上にストレスになるなんて、思ってもいませんでした。

無論、田舎暮らしに限らず人付き合いは大切です。大切だからこそ、相手のプライバシーにも気遣いが必要だと思うのです。

その点、別荘を所有する都会の人は、常識的でドライな人が多いので安心です。

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別荘地が良い理由②生活インフラが整備されている。

生活インフラが整備されていること、これも別荘地ならではの魅力です。

生活インフラとは、道路、電気ガス水道、通信回線、防災防犯などのことです。

都市では当たり前ですが、地方(田舎)の土地では下水道すら未整備のところも少なくありません。その場合は基幹の水道管とつなぐ敷地内配管の工事が必要となります。

また、ガスや電気、そして電話回線・ネット回線も専門工事が必要となりますが、別荘地では基本的にそれらは既に整備されているので、簡単な手続きと簡易な工事で使い始めることが出来るのはメリットです。

そして、管理区域内の道路はもちろん、別荘地への導線となる幹線道路は必ず整備されているので、車も、自転車も、歩きも、犬の散歩も、安全です。冬季は除雪の心配も不要です。田舎の一般道は危なくて散歩なんて出来ませんので、これも大きな魅力の一つです。

それに、別荘地の近くには、別荘地の住民を意識したスーパーやコンビニ、カフェ、飲食店など、商業施設が必ず存在します。それも普通ではありえない田舎の特別区=別荘地ならではの利点です。

田舎暮らしでは、デリバリーはもちろん、気軽な外食さえ困難なこともあります

以前、私たちが田舎暮らしをしていた時、町内(当時の町民は11,000人程度)のコンビニ2店舗、小ぶりのスーパー2店舗、ガソリンスタンドは1店舗!
※ 通常は、車で20分程度のお隣の「市」のハズレにあるショッピングセンター等で買い物をしていました。

別荘地が良い理由③格安で小綺麗で小洒落た庭付き一戸建てが買える。

山村・農村・漁村には、空き家になっている古民家が沢山あって格安/激安です。

でも、傷みも酷く、改修・改装はマスト(絶対必要)

まして、快適に暮らすためには全面改装〜フル・リノベーションすることになるので相応の費用がかかります。下手すると、古い家屋を壊して新築したほうが良かったかも、レベルの費用になります。

古民家の雰囲気を部分的にも残したい、生かしたい人は、リノベーションがオススメですが、中には全てを解体し新築するほうが良いレベルの物件も少なくないのが現実です。

一方、別荘地にある物件は、外観も内装もオシャレなものが多く、しかも格安で手に入ります。殆どの物件は手直しも要らないレベルです。

元々こだわって、お金をかけて作られた建物(別荘)で、使用頻度も少ないし手入れも行き届いている物件も多いので安心です。

また、庭や周辺環境も整備されているので美しく、雑草だらけの荒れ地に建つ古民家の空き家とはレベルが違います。

別荘地に土地を買って新築する、というのも良いですね。何せ今は中古の別荘地は激安、そして何より超低金利で住宅ローンが組めるのですから。

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別荘を買うなら新築すべきか?中古にすべきか?

中古別荘を買うか、新築するか、その最適解は、別荘を取得する目的によって異なります。

別荘の取得目的は以下の5つあると考えます。

  • 定住用
  • 遊び用(週末田舎暮らし・デュアルライフ用)
  • 仕事用(仕事場・サテライトオフィス用)
  • ゲスト用
  • 投資用

それぞれのケースでの最適解を、住まいの研究がライフワークの私視点で考えてみました。

【定住用の別荘】新築すべき?中古を買うべき?

定住用の別荘、という言い方も変ですが、当面は都心にも住まいが有り、2拠点生活(デュアルライフ)しながら、将来定住(移住)することを前提に別荘を所有するケースです。

定住(移住)に相応しいかどうかを既に見極めた土地であれば、建てる」ことをオススメします。

将来的に定住するための別荘は、これからの暮らしに適度なサイズで、適切な仕様の「住まい」であるべきです。

広すぎる家はメンテナンスは大変だし、光熱費(特に冷暖房費)もバカになりません。

また、中古物件の多くはバリアアリー。バリアフリー仕様なっていませんので、子供がいる家庭はもちろん、自身が怪我や病気をした場合や高齢になった際に苦労します。

定住前提であれば、住まいの仕様、設備は最新のものにするのが良いでしょう。

中古物件でも、小さな家(スモールハウス)やバリアフリー仕様の物件はありますが、現状多くはありません。

理想に叶う中古物件を探すよりも、理想に叶う土地探しをして、自分と家族の暮らしに適したサイズ、適した仕様の「住まい」を新しく建てる(新築する)ほうが賢明です。

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【遊び用の別荘】新築すべき?中古を買うべき?

今、そしてこれからのライフスタイルとして話題になっている「週末田舎暮らし」「2拠点生活(デュアルライフ)」。今後はそんなライフスタイルに合わせた分譲物件(建売・マンション等)も増えそうですが、今なら中古一戸建てが格安で所有できます。

手っ取り早く、格安なうちに、中古別荘を買いましょう

リフォームなど手をかけずにそのまま住める物件もあるし、週末DIYして自分好みに仕立てていくのにちょうど良い物件なども、多数あります。

別荘を所有することで、生活が、人生が、楽しくなります。

そういう意味でも、今すぐ購入できる中古別荘がオススメ。新築するよりも早く贅沢な時間が持てるようになります。

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【仕事用の別荘】新築すべき?中古を買うべき?

リモートワーク/テレワーク可能な仕事や、クリエイティブ系やデザイン・プログラミング系企業は、オフィスを地方に移し始めています。

かつては、倉庫やコールセンター、データセンターなど、地代家賃そして人件費が安いという理由で、事業の一部を地方に移すのが普通でしたが、これからは、仕事場は勿論、プライベートも良い環境にすることによる業務の効率化を目的に、地方にオフィスを構える企業が増えると言われています。勿論地代家賃も激安ですから、何もゴミゴミした都会にオフィスを構える必要はないのです。

オフィスの規模にもよりますが、小規模(少人数)のオフィスであれば中古別荘を購入し、オフィス仕様にリノベーションすることをオススメします。別荘地の方が環境も良く何よりインフラが整っているので世話無しです。

別荘地の場合、オフィスがNGのエリアもあります。事前に確認ください。

大きな規模のオフィスを構えたいのであれば、廃校になった学校や体育館、使われていないホテルや工場、飲食店、倉庫などをリノベーションするという方法もあります。

自治体所有の物件であれば、地元での雇用を条件に安価で購入、または賃借できる場合があります。

【投資用の別荘】新築すべき?中古を買うべき?

投資用であれば、中古の古民家を購入して”リノベーション“する、または”移築“するのがオススメです。

古民家だからこその雰囲気と、使われている建材とその造りに価値があります。今では買うことが出来ない、造ることが出来ない、造る職人がいないからです。

投資用に古民家をリノベーションする、このマーケットは今、専門家(不動産屋、工務店、建築家など)中心に確立されつつあります。

これから注目の市場であり、中国などの資産家も既に目をつけ始めています。

投資用に古民家を購入する場合のポイントは、立地です。

立地の良い場所に、古民家がそのまま残っていることは稀です。当然古いまま残っている古民家のほうが価値がありますが、そのまま残る古民家は大概が立地が悪い場所にあります。

ですから、投資用古民家は、別荘地など立地条件の良い土地に”移築”します。無論”移築”には、専門的技術が必要となり費用もかかります。

一方、立地が悪くても飲食店など集客施設として再生するという手法もあります。古民家の隠れ家レストラン、隠れ家ホテル、一棟貸しは人気があります。

古民家を見つけることから始まり、投資に値する物件に仕上げる、難易度は高いですが、古民家再生は、日本の建築物・建築技術の伝承、日本の暮らし・文化の伝承という大義があります。

ライフワークとして古民家再生、古民家投資、オススメです。

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【ゲスト用の別荘】新築すべき?中古を買うべき?

お客様を招き、一緒に過ごす時間、空間を楽しむための「別荘」です。

この手の別荘も売りに出されています。もちろん高額ですが、それでも今同じものを建てようとしたら2倍3倍では済まないでしょう。中には貴重な建具やインテリアがそのまま残っている物件もあります。

無論古い仕様のものが多いため修繕が必要ですが、それでも新築するよりは安いし、何よりも古き良き時代の雰囲気こそが価値ですので、中古物件を購入しリフォームすることをオススメします。

基本的に、造りはイマドキの物件よりもシッカリしているので、既存の”しつらえ”を生かしつつ、機能的にすることが望まれます。設備系を最新のものにしたり、バリアフリーの工事をすることになるでしょう。

別荘を建てるその前に。別荘を買うその前に。

別荘を探している方で、自分で「家」を買うのは始めてだという方がいれば、購入前、発注前に、知っておくべき基礎知識があります。

何千万円何百万単位の大きな買い物にも関わらず、業者任せ、建築家任せ、にする人も少なくありません。テレビ番組のように、劇的にステキな家に仕上がることはあり得ません。

それどころか、その基礎知識を知らないで家を購入したり新築工事、リフォーム・リノベーション工事を発注すると、必ず損をします

せっかくの別荘地ライフも、そこにかけた費用・労力・情熱を無駄にしないためにも、事前の知識武装は必要です。

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中古別荘は今が狙い目

私は2度移住したにも関わらず、懲りずに今でも別荘地を中心に格安な物件探しを続けています。都会と田舎の2拠点ではなく、山と海の「変則的2拠点生活」が憧れなのです。

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物件をチェックしていて気づくことがあります。

近年、移住や2地域居住(2拠点生活)する人も増えているので、以前に比べて都心近くのリゾート物件は足が早い、即売れてしまうようにも感じます。

中には、これからの移住需要を見込んで、投資物件として購入。リノベーションして販売している業者もいます。

それでも、価格はまだまだ格安です。

選択基準は、自分で住みたいかどうかですが、魅力ある物件は早めに手をつけたほうが良いのかもしれません。

自分で住む、投資する、いずれにせよ狙い目は(人気なのは)、都心に近い海辺の物件です。ネットの載っている物件は参考にしかなりません。そのエリアに詳しい不動産屋に声がけしておくことをオススメします。

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