飛行機内の意外と知らない無料サービス、コールボタンの使い方・キャンセルの仕方や注意点
飛行機内でフライトアテンダント(キャビンアテンダント/客室乗務員)へ無料で頼めるサービス、頼み方、頼むタイミング、コールボタンの使い方・キャンセルの仕方などを、まとめておきます。(2024年3月現在)
飛行機の客室乗務員には、呼び方がいくつかあります。航空会社や国によっても異なります。
・客室乗務員 … 日本語
・キャビンアテンダント(CA) … 和製英語
・フライトアテンダント(FA) … 米語圏
・キャビンクルー … 英語圏
いずれも正解。呼び方は違えども、飛行機の客室で安全運航のための保安業務や搭乗客へのサービスを行う仕事であることには変わりありません。
なんでもかんでもわがままレベルで願いするのもどうかとは思いますが、自分にとって必要なことは気兼ねなく頼んでも構わないのです。
飛行機内で無料で頼めるサービスは?

飛行機内では無料で頼めるサービスもいつくかあります。航空会社やクラス(ビジネスかエコノミーなど)によって、無料サービスの範囲が異なります。
医薬品
機内には、痛み止め、酔い止め、頭痛薬、胃薬、消毒液、絆創膏などの医薬品や医療品は、機内に搭載されています。
客室乗務員に伝えれば、ケガや症状のある乗客は誰でもサービスを受けることができます。ギリギリまで我慢せず、すぐにCA(客室乗務員)に伝えましょう。
女性の場合、急に生理が始まり手持ちがない場合も大丈夫。衛生用品も基本的に搭載されています。
ブランケットや枕
ほとんどの航空会社では、ブランケットや枕を無料で貸し出しています。
座席に用意分の他に、搭乗時や就寝時間前などに、追加分を配っていることもありますす。寒い場合には1〜2枚追加で借りるといいでしょう。
多くの機内では枕の用意もあるので、寝心地が悪い場合にはCA(客室乗務員)に聞いてみるといいでしょう。
歯ブラシや耳栓など
航空会社にもよりますが、国際線などの長距離路線では、歯ブラシや耳栓、アイマスクなどをもらえることが多いです。
以前は、シートのポケットにアメニティグッズ一式が入っている航空会社もありましたが、最近は少なくなりました。各席に用意されていなくても、CA(客室乗務員)が配り歩いていることもあります。
配っていなくても、搭載されていることが多いので、CA(客室乗務員)に聞いてみましょう。
無料ドリンクサービス
食事の前後の他に、時折ドリンクカートが回ってきます。それ以外でも、離着陸時などシートベルト着用サインが点灯していなければ、追加のドリンクを頼むと提供してもらえます。
以前は、アルコールなどもおかわり自由のことが多かったですが、航空会社によって料金が発生するなど対応は異なります。
なお、機内食は、乗客乗員数に応じて搭載されるため、追加のオーダー(おかわり)は難しいと思った方がいいでしょう。
おやつやスナック菓子
食間のドリンクサービスの際に、ちょっとしたお菓子などが提供されることが多いです。
それ以外でも、個装された一口サイズのスナック菓子程度であれば、搭載されていることもあるので、小腹がすいた、子供が騒ぐなどの場合には、CA(客室乗務員)に聞いてみましょう。
航空会社や距離によっては、有料だったり、用意のないこともあります。
子どものおもちゃ・絵本
航空会社にもよりますが、国際線などの長距離路線では、子どものおもちゃや絵本の用意があります。離陸し落ち着いた頃や、子どもがぐずり始めると、持ってきてくれたりもします。必要に応じて、CA(客室乗務員)に聞いてみましょう。
おしぼりやウェットティッシュ
食事やドリンクサービスの際におしぼり等が配られますが、それ以外の時でも必要であれば使い捨てのおしぼりやウェットティッシュ等をもらうことができます。
赤ちゃんのミルク作りのお手伝い
赤ちゃんのミルクを作るために、お湯が用意されている機体もあります。ミルクを作る手伝いもしてもらえますので、赤ちゃんのお世話で手が離せないときはCA(客室乗務員)にお願いしてみましょう。
赤ちゃんを連れた乗客向けに、機内でベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)、赤ちゃん用ブランケット、紙おむつ、用離乳食・幼児食などのサービスもあります。事前予約が必要な場合があるので、予約時に確認が必要です。
航空会社によっては、チャイルドシートの無料貸出があります。3歳未満で、子ども用の座席を確保していることなど条件がありますので、予約時に確認しましょう。
ガイドブックやボールペン
座席前のポケットに入っている、ガイドブックは持ち帰り自由です。
国際線では機内で書類の記入が必要になりますが、この際にペンがない場合には、CA(客室乗務員)に伝えると持ってきてもらえます。たいていの場合、航空会社のロゴ入りボールペン。こちらも、基本的には持ち帰り自由です。
新聞や雑誌などは、持ち帰り用ではありません。降機時に座席においておきましょう。
飛行機内コールボタンの使い方とキャンセルの仕方
機内でCA(客室乗務員)に伝えたいことがある場合、声の掛け方には2通りあります
- サービスや見回りで通路を歩いているCA(客室乗務員)に声をかける
- コールボタンで呼び出す
頼み事をするのに誰かを呼び出すことに抵抗を感じる日本人は少なくないようですが、機内では自分でCA(客室乗務員)のところにお願いしに行くのではなく、呼び出すのが正解です。
これは、お金を出しているのだから当然のサービスではなく、機内での保安上の意味合いです。
コールボタンのアイコンや位置は機体によっても異なりますが、概ね「人型」です。↓

コールボタンの使い方
搭乗中、かつ近くにCA(客室乗務員)がいない場合には、コールボタンで呼び出します。呼び出しと言っても、ボタンを押してお知らせするだけですから、簡単です。
離発着前後や、乱気流などでCA(客室乗務員)も着席している時でなければ、呼び出すことができます。
ドリンクなど、お願いする内容によっては、シートベルトサインが消えるまでは対応してもらえないこともあります。
コールボタンのキャンセルの仕方
コールボタンの位置は航空会社によって異なり、読書等のボタンと混同しやすい、紛らわしい位置にあるなど、使いにくい、、、のが、残念なところです。
私も過去に何度も押し間違えたことがあります、、、CAさん、ホントすみません。
でも、安心してください。なんと、コールボタンには「呼び出しキャンセルボタン」がありました!
この存在がわかれば、ボタンが押しやすくなりますね。用事がある時には堂々と押せます!間違って押してもキャンセルできるのですから、読書灯などのボタンを押したい時にも、躊躇わずにすみます。

最近は、座席前のモニターにボタンがあるので、間違いにくくなってきていますが、リモコンや頭上にボタンがある機種もありますので、覚えておくと便利です。
CA(客室乗務員)にウザがられること
CA(客室乗務員)は、搭乗客が快適に過ごせるようサービスするのが仕事と思われがちですが、安全に旅ができるよう保安要因でもあるのです。頼み方や頼む内容によっては、やんわり、航空会社や内容によってはバッサリ断られたり、明らかにウザがられます。
ギャレイに食べ物・飲み物を取りに行く
機内には「ギャレイ」と呼ばれる、CA(客室乗務員)の作業スペースがあります。食事を温めたり、ドリンクの準備をしたりする場所です。座席前方や後方、トイレの近くにある、謎のドアがたくさんある場所です。↓こんな感じ。

ギャレイでは、サービスの準備や片付けなどの作業もありますし、いろいろな器具も装備されています。乗客が立ち入ることを想定したスペースではありませんので、特別な事情がなければコールボタンでCA(客室乗務員)を呼び出すのが正解。
ギャレイは、客室ではなく作業場ですから、CA(客室乗務員)が食事や休憩していることもあるという点でも配慮が必要です。
ジャンプシート(CAの椅子)に座る
機内でCA(客室乗務員)が座る専用のシートは、ジャンプシートやクルーシートなどと呼ばれます。出入り口のドア近くに設置されています。離着陸時にCA(客室乗務員)が利用する補助シートなので、普段は折り畳まれています。
トイレの近くにあることもあるので、待っている間に座っている方もいるようですが、座るとやんわり注意されます。意地悪とかではなく、そもそも乗客が座るように設計されていませんし、待ち時間に腰掛けるためのものでもありません。どんな時でも座らないのが、正解。
CAを呼びとめるときに制服をつかむ・体に触れる
CA(客室乗務員)を呼び止める時に、制服を掴んだり、腕に触れる方も、少なからずいるそうです。
コレ、機内に限らず地上での日常生活でも軽くアウトです。CA(客室乗務員)を呼ぶならコールボタン、通路にいるCA(客室乗務員)を呼び止めるなら声をかけるのが正解。
喋れない人どうすんだ、、とか怒られそうですが、声に出さず、制服も掴まず、体にも触れず、呼び止める方法はありますので、ご安心を。
食事サービス中にトイレで席を立つ
ミールカート(食事を運ぶカート)が通路に出ている時は、トレイに立つとCA(客室乗務員)も、周りの乗客も大変です。
基本的に、ミールカートの横を人が通り過ぎるのはかなり困難です。ミールカートをスペースのあるところまで動かす必要も出てきます。人も行ったり来たりすることになりますし、食事のサービスにも時間がかかります。
航空会社によっては、食事のサービス中は席を立たないよう機内アナウンスが入ることもあります。生理現象だから仕方がないと言えば、仕方がありませんが、我慢するか食事の気配を感じたら早めにトイレに立つのが、良さそうですね。
持参のカップ麺用のお湯を要求
機内では、持ち込み可能なものであれば、持ち込んだ軽食を食べても基本的には問題にはなりません。
ただ、持参のカップ麺にお湯を要求するのは、かなりヤバい系です。熱々のお湯を注いだ容器を持ち歩かれても危ないです。急に揺れたりしたら、本人が火傷するだけなら「自己責任」なのでどうでもいいのですが、周りの人も火傷をしたり、服などが汚れる可能性もあります。これって、迷惑以外のなにものでもありません。
しかも、ニオイ。いくら機内の換気が素晴らしくても、カップ麺のニオイがきついです。。

私も過去に出くわしたことがありますが、かなりイラッとしました。。
キャビンアテンダントにあなたは「品定め」されている?
キャビンアテンダントは搭乗する乗客をにこやかに出迎えながら、彼らが緊急時に手助けをしてくれそうか、あるいは危険信号を発していないかなどを観察していると言われています。あなたも「品定め」されています。
品定めといっても、CA(客室乗務員)にとっていい人がどうか、お金持ちかどうか、、とか、そんなことではありません。
ABP(Able Body Person)と呼ばれる、緊急時にCAの手助けをすることができそうな人物を探しているそうです。例えば、パイロット、医師、警察官、軍人など。医療上やセキュリティ上の緊急事態、なんらかの事情による緊急着陸、そんな緊急時に手助けしてしてくれそうな人を、客室内通路を歩いている時でも探しているそうです。
経験と訓練を積んだCAは、乗客の職業を当てることもできるとか。。
ABPに該当しなくても、安全で快適な旅をサポートしてくれる乗務員ですから、搭乗や降機する際には、気持ちよく挨拶をしたいものですね。
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飛行機の中は、とても限られた公共の空間です。国内線の1時間程度のフライトであれば規制も多いので、面倒なことも厄介なこともありませんが、長距離になるといろいろ出てきます。
CA(客室乗務員)をコールボタンで「呼び出す」という行為には抵抗を感じるかもしれませんが、むしと呼び出した方が安全で確実なこともあります。必要以上に気を使う必要はありませんし、呼び出したところで迷惑行為ではありませんので、ご安心を。

