自分宛の返信用封筒まとめ〜宛名の最後の「行」「宛」、差出人欄 相手の名前、切手料金、返信用封筒の入れ方は?【2024年10月新料金】

資料などもメール送付や、サイトなどからダウンロードできるようになり便利になりました。

便利になった分、先方から書面を返送してもらう「返信用封筒」など使う機会も激減し、稀に必要になるとアタフタすることも。都度、細かく調べるのも面倒なので、自分宛の返信用封筒を同封する際に気をつけることを、調べ直して記しておきます。

書き方例はざっくりこちら↓

送信用封筒、返信用封筒の書き方、封筒の入れ方
目次

返信用封筒の宛先(自分の名前)につけるのは行と宛どっち?

返信用封筒の宛先欄には、団体(社名や部署名)・個人名(自分の氏名)の後ろに「行」を書き加えるのが一般的です。

宛先の氏名と区別をするために、「行」のサイズや位置を微調整するとわかりやすいです。

自分宛返信用封筒・ハガキ 宛先の「行」の書き方

宛先が「弘行」さんのように「行」が入る場合には、特に分かりやすく表示しましょう。

返信相手が自社の社長など立場が上の人宛だとしても、返信先の宛名に「殿」や「様」を記入しておくことはありません。たとえ社長でも会社であれば身内だからです。

」は、送付状の文面中や、会話の中で「○○宛にお送り下さい」という形で使うことが多いです。

「宛」はダメ、どちらでもいい、団体なら「行」・個人名宛なら「宛」などいくつかの説もありますが、「行」であれば、まず間違いはありません

昨今、相手が「行」「宛」を削除して「様」「御中」などを書き加えるであろうことを想定し、返信先の宛名(氏名)に「様」「御中」「殿」を自ら記入するとの説もあるようですが、やめた方がいいです。
2024年現在では、スマートな作法ではありません

返信用封筒の差出人欄や裏面に相手の名を書く?

返信用封筒の差出人は相手方ですが、差出人名や住所はこちら(用意する側)で記入する必要はありません

差出人名を記入する必要がない理由はいくつかあります。

  • 返信用封筒の宛先をこちらで記入しているため、宛所不明などで差出人(相手方)に返送される可能性は低い
  • 差出人が会社の場合、差出人記載のルールや、担当部署などの変更の可能性もある
  • 相手側の住所氏名をこちらで記入するのは差し出がましく失礼な行為にあたる

いずれにしても、返信用封筒に相手方の住所氏名を記入することは、相手への配慮にも親切にもあたりません。

返信用封筒には切手は貼る?

後払いや着払いでない場合には、返信用封筒には基本的には切手を貼ります

これには、返信をお願いしている相手に対して、「必要な書類をこの封筒に入れて、ポストに入れていただくだけで結構です」という意味合いがあります。相手方の手を煩わせないための配慮です。

「基本的には」というのは、返信が必要がどうかにもよるからです。

返信用封筒の切手料金は?【2024年10月新料金】

日本国内の場合、料金は封筒の大きさと重さだけで決まる重量制規格す。

返信用封筒に入る書類のおおよその重さ(書類何枚かなど)から、郵便料金を確認し切手を貼ります。

スクロールできます
区分重さ郵便料金速達料金
通常はがき85円300円
定形郵便物50g以内110円300円
定形外郵便物(規格内)
34cm×25cm×3cm以内
重さ1kg以内
50g以内140円300円
100g以内180円300円
150g以内270円300円
250g以内 320円300円
500g以内 510円400円
1kg以内 750円400円
定形外郵便物(規格外)
最大
・長辺60cm以内
・長辺+短辺+厚さ=90cm以内
・重さ4kg以内
50g以内260円300円
100g以内290円300円
150g以内390円300円
250g以内450円300円
500g以内660 円400円
1kg以内920 円400円
2kg以内1,350 円690円
4kg以内1,750 円690円
2024年10月新料金

速達の場合、郵便料金+速達料金が必要です

定形外郵便物(規格内)封筒で250gを超えるなら、レターパックライト(430円)の方がお得です。

  • レターパックライトと普通郵便の配達の速さは概ね同じです
  • 追跡番号付きで安心です
  • ポスト投函なので不在でも受け取れます

速達・定形外(規格内)封筒で150gを超えるなら、レターパックプラス(600円)の方がお得です。

  • 速達とレターパックプラスの配達の速さは概ね同じです
  • 追跡番号付きで安心です
  • 手渡しなので、間違いなく受け取れます

※ レターパックプラスは不在だと受け取れません。
 再配達になるので、受け取りまで時間がかかることもあります。
※ レターパックの封筒が重いので、返信用封筒を同梱する往信の郵便料金が上がる可能性もあります

中身やサイズにもよりますが、レターパックプラスはかなり便利です。
往信では、半分に折って入れても問題ありませんが、追跡用のシールを剥がし保管しておくか、追跡番号を記録しておくのを忘れずに!

返送用封筒の切手料金が不足したら?

切手料金が不足した場合の郵便局の対応は、以下のいずれかになります。

切手料金が不足の場合

  • 受取人に届く前に差出人に返送される
  • 受取人に届いて不足額を支払う
  • 受取人が不在だったり、支払いを拒否したりすると差出人に返送される

    参照:日本郵便 手紙にまつわるQ&A

差し戻されず、受取人(変信用封筒の宛先である自分)に届けば、不足分を支払えば済みますが、差出人である相手方に差し戻されてしまうと、相手方が不足料金を支払い再度投函するという二度手間になります。返信封筒が届くまで時間もかかりますし、相手によっては面倒でしかないため返信してもらえない可能性もあります。

なんにもいいことはありませんので、料金不足にならないように気をつけましょう。

返信用封筒の切手料金の確認の仕方

特に決まりはありませんが、手順として決めておくと確認忘れがなくなります。

1. 封筒の大きさが定型か、定形外かの確認
2. 返信用封筒に入るものを想定して計量
・返信用封筒+返信してもらう内容物+A4コピー用紙1枚分(相手方からの送付状や予備)
3. 該当する料金の切手を貼る
・全体の重さが料金設定の境界に近い場合には、1段階上の料金分の切手を貼っておくと安心です

返信用封筒の入れ方は?

返信用封筒は、相手が取り出しやすく、わかりやすいように入れるのが基本です。

自分宛に送ってもらうための封筒ですから、折って構いません

送る封筒にピッチリで入っていると取り出しにくいですし、開封するときに返信用封筒を切ってしまう、破いてしまうなど破損しやすくなります。

返信用封筒の入れ方

  • 返信用封筒の宛名(自分の名前)を外側にして折る
    → 返信用封筒であることがわかりやすい
  • 奥(下)の方に入れる
    → 送る封筒の開封口に近いところにこないようにする
  • 必要に応じて2つ折りか3つ折りにする
  • 返信用封筒に切手を貼った場合には、ノリや水分が乾いてから入れる

細かいことですが、相手が取り出しやすく入れるのがポイントです。

返信用封筒の準備は、ただの事務作業ですから、必要以上に気遣いが必要なものでもありません。相手が分かりやすく、返信しやすいよう、ポイントを押さえて作業するのがコツです。

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