アラフィフ、2匹の狼を育て直すことにする

『2匹の狼」とは、ネイティブアメリカン〜インデアン・チェロキー族に伝わる教え。

おじいさんが子供たちに言った。
大人たちの心の中には2匹のオオカミいて、いつも戦っているんだよ。
1匹は悪いオオカミだ。 このオオカミは、恐れ、怒り、嫉妬、哀しみ、後悔、欲、恨み、そしてエゴの化身だ。
もう1匹は良いオオカミ。 このオオカミは、喜び、平和、愛、希望、思いやり、共感、そして信頼の化身だ。 ・・・・・・
子供たちは考えた。 しばらくして、一人の子供がおじいさんに尋ねた。
「どっちのオオカミが勝つの?」
おじいさんは静かに答えた。 「君が育てる方だよ。」

我々人間の心の中の戦いを二匹のオオカミに例えた寓話です。

ボコボコにされ、カサカサにささくれだってしまったアラフィフから見れば、嫉妬、恨み、エゴあたりと、恐れ、哀しみ、後悔がマルッと一緒の扱いというのは、どこか納得し難いものがあります。

恐れや不安があるから、回避するために準備するわけで、
大切なものはあるからこそ、時に哀しみが溢れるわけで、
後悔があるから、次こそはなんとか、、と思えるわけで、、

そんなことを思うこと自体が屁理屈なのかもと、また思ってみたりもするわけで、、

「喜び、平和、愛、希望、思いやり、共感、そして信頼」というは、マルッと一括りにして、これかもより大きく育てていきたいものではありますが。

それはともかく、自分の力でどうにもならないことに振り回されるのは人生の無駄使いです。自分でコントロールできる範囲であれば、何度でもやり直しができます。

まずは、私の中にいる2匹の狼たちを、育て直すことから始めてみることにします。

何度もトライしているのに、読みきれない「菜根譚」。この本で何度目かの挑戦中。

読了できたら、今度こそ人生のバイブルとしたい。

著:守屋 洋
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