「カメムシ」は、地方暮らしや田舎暮らしにおけるストレスの一つです。
決して悪さはしませんが、飛んでくると鬱陶しく、鬱陶しいから払い落したりすると強烈な(独特の)匂いを放ちます。それがとても嫌な匂いなのです。
特に秋口からはカメムシが大量に発生する時期。経験に基づく、室内侵入防止対策、侵入後の対策を記しておきます。
「カメムシ」基礎知識
カメムシは秋になると日当たりの良い場所を求めて飛んできます。
特に洗濯物が大好きです。Tシャツやタオル、シーツなど、白や淡い色を好みます。
また、家の中にも侵入し、窓際で日向ぼっこをしたり、サッシの隙間や壁の割れ目などに潜り込むのも大好きです。
触れるなどすると、強烈なニオイを発します。しかも、布などに一度ニオイがつくとなかなか取れません。
ですから、そもそも屋内に侵入させない、侵入後は触れずに捕獲、あるいは触れずにあの世に逝ってもらうしかありません。
田舎暮らしをしていた頃は、本当に悩まされましたので、徹底駆除をと思って色々調べててみましたが、カメムシ類は種類が多く、発生場所も色々なので全滅させるのは無理。あきらめるしかないようです。
カメムシは果実や野菜、稲も大好きです。農作物の養分や果汁を吸い取り、農作物にも大きな被害をもたらします。
カメムシ侵入防止対策
カメムシは日当たりの良い場所が大好きです。外から家の中へ侵入する前に止まるであろう日向の外壁や窓などに、あらかじめ殺虫剤を散布しておきましょう。
カメムシ殺虫剤はいくつかありますが、どの程度の範囲に散布するかで使い分けます。
【外壁や窓枠など】金鳥カメムシ用キンチョール乳剤
希釈して手動式噴霧器で散布します。
各種カメムシに有効。水性タイプの乳剤です。臭いや刺激が少なく、溶剤による引火性の心配もありません。家屋周辺でも安心して使用できます。
【外壁や窓枠など】カメムシ博士
塗布用容器に使用分を入れて、薄めずにそのまま刷毛で塗布します。
我が家は「カメムシ博士」派でした。
古い家だったので、シミはどうでもよく、噴霧もないので気が楽です。効果覿面、オススメです。
カメムシ侵入防止対策+駆除 〜 マンションでも大丈夫
どんなに手を尽くしても侵入してくるのがカメムシです。
近年は地方都市のど真ん中に住んでいてさえも、ベランダなどからカメムシが部屋に侵入します。洗濯物にもくっついています。しかも、部屋は11階。キミたちは、そんなに高く飛べるのい?? つい聞きたくなってしまうほどです。
特に秋口から冬になる前(越冬前)に室内に入り込み、部屋のどこかで越冬する連中も少なくありません。室内で見つけたら容赦無く駆除するに限ります。
【直接噴霧】ムシクリン カメムシ用エアゾール
家屋侵入予防と駆除の両方に効果があります。
- 大量発生するカメムシを素早く倒す殺虫成分モンフルオロトリンを使用
- 壁面にもしっかり付着し広範囲にたっぷり使え1〜2週間予防効果を持続
- 屋内でも使いやすく、薬剤が虫にしっかりかかるミストタイプのスプレー
3本セットだとお買い得です。
日常的な侵入防止対策
カメムシは知らないうちに家屋に入り込んできます。絶対に入ってこないようにする方法はありません。それでも、侵入防止対策は有効です。
- 玄関や窓は開けたままにはしない
- 窓を長時間開ける時は、必ず網戸にする
- 網戸・窓サッシは隙間対策をしておく
- 洗濯物を取り込む前に、1枚ずつ確認する
※ 白や淡い色のTシャツやタオル、シーツなどは特に注意
※ 表側だけでなく、内側も1枚ずつ確認
我が家でもハッカ油は使っていました。虫除けにもなりますが、あくまでサブ。網戸にスプレーしておくと、窓を開けている時に室内がほんのり爽やかな香りが漂う特典があります。
カメムシ駆除法:カメムシに触れずに捕獲する方法
噴霧タイムは、屋内使用可能ですが、台所、ダイニングキッチン、子供部屋、寝室などで抵抗がある場合には、捕獲するに限ります。
直接捕獲するには、触れない、刺激しないが基本です。
【カメムシに触れず・刺激せず簡単に捕獲する方法】
- 蓋のある容器(ペットボトルやジャム瓶など)を用意
- 壁や窓に止まっているカメムシの真下に容器を近づける
- 容器の開口部ですくい入れ、すぐに蓋をする
冗談みたいな方法ですが、コレが一番間違いありません。
屋内ではカメムシは壁や窓にはりついています。
飛んで逃げないように、静かに接近し、カメムシの下方で、壁や窓ガラスに容器の開口部をピタッと当てたまま、カメムシ直下まで滑らせます。何故かポロっと落ちてきます。
捕獲完了。
すでに何匹か捕獲されている容器でやると更に効果的。容器の口を真下に近づけるだけでポロっと面白いように落ちてきます。自分たちの放つ匂いに気絶してしまうかのようです。
捕獲後の処理は、各自の判断です。
ペットボトルの場合、そのまま捨てることになります。各自治体の指示(燃えるゴミなど)に従います。
ジャム瓶などの場合、そのまま捨てる場合には、各自治体の指示(燃えないゴミなど)に従います。リサイクルに出す場合には、カメムシを捨て容器を洗ってから出しましょう。
ジャム瓶などの方が開口部が広く使いやすいのですが、捨てる時のことを考えるとペットボトルの方が便利です。
手元に使える容器がない場合には、ガムテープやティッシュペーパーなどで捕まえることもできます。捕まえたカメムシは、潰したりせず外に逃すか、そのままビニル袋などに入れてゴミに出します。
絶対にやってはいけないカメムシ駆除法
カメムシを掃除機で吸引することは、オススメしません。むしろ、やってはいけません。
掃除機の中がカメムシ臭になり、その匂いが掃除機から排出され、部屋が臭くなります。
絶対やめた方がいいです、、経験者が言うのですから間違いありません。。