26000回続けられる心の強さ

四国八十八ヶ所霊場 第84番札所である 屋島寺に参拝。

琴電屋島駅と潟元駅のちょうど真ん中くらい、レグザムフィールドの正面入り口の前を山に向かい、道道路に沿って歩いていくと、「屋島 登山口」にでます。登山口からは、基本1本道なので、あとは延々前進あるのみ。

登山口から頂上にある屋島寺までは、1.5km程度、レグザムフィールドの正面入り口からでも3km程度と距離はさほどでもありません。ただ、登山口前後数百mの勾配はキツイ。。

体が慣れる前なので、さっさと息も上がります。中腹前に軽く汗ばみます。春先まだ風の冷たい時期なので、襟元をしっかり絞めていた上着も、襟元を緩めたりジップをおろして前を開けたり、上着を脱いだりと、、なかなかに忙しいトレッキングです。

無事上り詰めると、山頂の屋島寺に迎えていただきます。その山門手前の階段下には、「屋島登山番付表」があります。

なんと、最多登山回数が26000回超え。26000回ここを登ったのですか???

1年365日。1日1回登っても72年。1日2往復しても36年かかります。尊敬の念しかありません。

アラフィフの若輩者とはいえ、この人生で10年以上毎日休まず続けてきたことは何一つありません。10年どころか、1年でさえ休まずに続けてきたものは何一つない。。

もともと熱量低めに流れるままに流されてきた我が人生。強い意志と情熱を持ち一つのことを続けられることには、心からの敬意を表します。

他人と比べても仕方がないとはわかっていても、この熱量のない私の生き様には、敗北感しか感じません。ありがたいことに、羨ましいとか、私にも◯◯があったら、などの無駄なタラレバ系言い訳といったものが、全く心に浮かばなかったのが、せめてもの救いです。

これから数十年生き延びるつもりではありますが、なにか一つのことを情熱を持ち成し遂げるのか、なにかの行動を続けるのか、、、考えさせられる良いきっかけになりました。

といっても、だからと言って、今日この日にさえ、何かを始めたわけでもない、、、これが私の生き様であり、弱さなのでしょうか。

道中には、弘法大師様やお地蔵様がいらっしゃいます。地元の方がお世話をしておられ、花も絶やすことなく供えられています。私に最も足りないのは、その心なのかもしれません。

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この記事を書いた人

アラカン夫婦の備忘録

これからの人生をより心豊かに、より穏やかに生き抜くため知恵や情報をツラツラ綴っています

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